不整脈
不整脈とは?
心臓の電気の流れ(刺激伝導)が乱れ、脈が速い(頻脈)/遅い(徐脈)/不規則になる状態の総称です。なかには失神や脳梗塞、突然死の原因となるタイプもあります。
不整脈の原因は?
不整脈は心臓の病気、高血圧や甲状腺の病気、薬剤、ストレスや食べ物などさまざまなものが原因となります。
- 心臓の病気:虚血性心疾患、心筋症、弁膜症、心不全 など
- 生活・内科要因:高血圧、甲状腺機能異常、脱水、電解質異常(K・Mg低下)、発熱、睡眠不足、ストレス
- 薬剤・嗜好品:感冒薬(交感神経刺激薬)・一部サプリ、カフェイン/エナジードリンク/アルコール、喫煙
- 加齢、先天的伝導路(WPW) など
不整脈の症状は?
☑︎ 動悸がする
☑︎ 脈が飛ぶ
☑︎ 胸のいたみ
☑︎ 息切れする
☑︎ めまいがする
☑︎ 意識が消失する
不整脈にはどのような種類がありますか?
洞結節から一定のリズムで発生した電気信号が心房から心室へと伝わり、筋肉が収縮することで心臓のポンプ機能を果たします。
徐脈性不整脈
徐脈性不整脈の代表的なものに洞(機能)不全症候群、房室ブロックがあげられます。
洞不全症候群
電気信号の発電所である洞結節の異常によって、心臓の中で電気が作られなくなる病気です。数秒以上心臓が停止するとふらつきが起こったり、意識がなくなり倒れることもあります。
房室ブロック
房室ブロックは、房室接合部の刺激伝導系の障害によって起こります。
頻脈性不整脈
頻脈性不整脈は、電気興奮が発生する部位や旋回する部位によって上室性不整脈と心室性不整脈にわかれます。
上室性不整脈
- 心房期外収縮:正常なリズムよりも早いタイミングで洞結節以外の心房の部位から電気興奮が発生するものです。原因は心疾患の既往、疲労、ストレス、睡眠不足、喫煙、加齢などさまざまです。
- 心房細動:心房内のさまざまな部位で無秩序に異常な興奮旋回が生じるもので、一般的には頻脈傾向となりますが、時として徐脈傾向となることがあります。脈拍がバラバラになるのが特徴です。心疾患や呼吸器疾患の既往がある人に起こりやすく、心臓に負担がかかることが原因とされています。
- 発作性上室頻拍:心房、房室結節、異常伝導路などが関与して興奮旋回が生じるもので、多くの場合、心拍数が150回/分以上の規則正しい頻脈となります。突然に起こって突然に止まるのが特徴です。
心室性不整脈
- 心室期外収縮:心房の興奮がないまま、正常なリズムよりも早いタイミングで心室からの電気興奮が発生してしまうものです。健康な人でも起こることがありますが、心筋梗塞や心不全などの心疾患がある場合には、心室期外収縮から、危険な心室細動や心室頻拍に移行することがあります。
- 心室細動/心室頻拍:生命に関わる不整脈
不整脈はどのように診断しますか?
❶ 12誘導心電図 :病院受診時に実施します。
❷ 血液検査
❸ 胸部レントゲン検査
❹ 心臓超音波検査
❺ ホルター心電図
