ディフェリン
ディフェリンゲル(アダパレン)の効果は？
☑︎ 皮脂の産生を抑えて、皮脂腺を萎縮させる
☑︎ 毛穴のつまりを改善する
☑︎ 炎症反応やにきび痕の原因となる物質を抑える
ディフェリンゲル(アダパレン)の特徴は?
❶ にきびの前段階の微小面皰(マイクロコメド)の発生を予防する効果がある
毛穴の入り口に皮脂が詰まり始めた状態をマイクロコメドと言います。毛穴のつまりが酷くなると肌がざらざらした感じとなります。
コメドを放置してしまうと赤にきびや黄にきびとなってしまいます。
ディフェリンはにきびの始まりであるマイクロコメドを改善する効果が報告されています。
Eur Acad Dermatol Venereol. 2007;21:747-53.
❷ 非炎症性にきびを改善します
12週間塗布することで65.2%の非炎症性にきびが改善したとの報告があります。
❸ 長期的ににきびを改善する効果がある
12ヶ月の長期的な研究でも安全ににきびを改善した状態を維持できます。
❹ 改善したにきびの再発を予防する
にきび治療後に良い状態を維持する効果があることが報告されています。
Arch Dermatol. 2006;142(5):597-602
❺ 12歳以上から使用が可能
12歳未満の小児などを対象とした臨床試験を実施していません。おこさんのにきびに関しても遠慮なくご相談ください。
ディフェリンゲル(アダパレン)の副作用は?
ディフェリンは角質の生成を抑えて毛穴のつまりを防ぐお薬であるため、効果の現れている側面として以下のような症状が出ることがあります。
副作用を最小限にとどめて治療を続けていくことが一般的です。
❶乾燥（カサつき）
角質は水分を保ち肌を乾燥から守る役割を担っているため、角質の生成が抑えるアダパレンでは肌がカサつきやすくなります。
❷ 落屑（皮向け）
アダパレンの効果により、ターンオーバーが促進され新しい角質と入れ替わる際に起きる症状です。
❸ 赤み
角質が薄くなるため、真皮層の毛細血管が透けて見えてしまい、それによって肌が赤く見えてしまいます。
❹ かゆみ
ディフェリンゲルにより何らかの副作用は最初の1か月で64%のかたが経験しますが、多くは軽いものです。
乾燥や皮むけの症状も多くは最初の2週間以内にみられ、その後次第にやわらいできます。
ディフェリンの副作用は使いかたを工夫することで乗り切ることが出来ます
コメド治療薬の特徴
毛穴の詰まりを改善する薬は４種類ありますが、成分としてはアダパレンと過酸化ベンゾイルの２種類のみです。肌に応じて適切な塗り薬をご提案いたします。
