吐き気・嘔吐
吐き気とは、気持ちが悪くて、今にも吐きそうな感じとなる胃の不快感のことです。
胃腸の病気以外にも頭痛や胸痛な消化器以外の他の臓器から生じることもあります。
吐き気・嘔吐の特徴は?
☑︎ 吐き気とともに、嘔吐がある
☑︎ 腹痛、下痢、発熱を伴う吐き気がある
☑︎ 胃の不快感があり食欲がない
こんな吐き気・嘔吐には注意が必要です
☑︎ 強烈な頭痛、ふらつき・麻痺を伴う吐き気・嘔吐
☑︎ 激しい嘔吐があり、水分を取ることもできない
☑︎ 吐物に血が混じっている
☑︎ 持続的な強い腹痛がある
吐き気・嘔吐の原因は?
《発熱を伴う吐き気・嘔吐を引き起こす病気》
- 急性腸炎(感染性腸炎):急性の吐き気・嘔吐でもっとも頻度の高い病気です。細菌、ウイルス、寄生虫などによって起こり、下痢、発熱、腹痛、悪心、嘔吐、血便などの症状が出ます。
- 髄膜炎:ウイルスや細菌が感染し、脳や脊髄を覆う髄膜に炎症が起こることで、強い頭痛や吐き気が起こり、発熱やけいれんが起こる場合もあります。
- 急性腎盂腎炎:排尿時痛、頻尿、残尿感などの症状に加え、発熱、全身倦怠感などが出ます。
- 非定型肺炎:咳・倦怠感主体だが食欲低下や吐き気を伴うことあります。
《腹痛を伴う吐き気・嘔吐を引き起こす病気》
- 急性胃炎・慢性胃炎:胃の痛み、みぞおち付近の痛み、膨満感や不快感、胸焼けやむかつき、下血などの症状があります。
- ストレスや薬剤。ピロリなどの感染により胃の粘膜に炎症が起こることが原因です。
- 腸閉塞:腹部の手術後の癒着や腫瘍、腸ねん転などにより腸内に内容物がたまることにより通りが悪くなります。
- 虫垂炎:虫垂に感染や炎症が起こる病気で一般的には『盲腸』と呼ばれる病気です。
- 急性膵炎・慢性膵炎:膵炎は突然強い上腹部痛みが現れることが特徴です。
- 胆石症・胆のう炎/胆管炎:胆石症は胆嚢や胆管に胆石が出来る病気です。右の肋骨の下の痛みや吐き気・嘔吐の症状が起こることもあります。
《頭痛・めまいを伴う吐き気・嘔吐を引き起こす病気》
- 片頭痛:こめかみから頭の側面にかけて、ズキンズキンと脈を打つような痛みが繰り返し起こる頭痛です。
- 脳出血・脳梗塞:吐き気や嘔吐と共に、めまいが起こります。
- クモ膜下出血:突然、激しい頭痛や吐き気、嘔吐があったら、クモ膜下出血の可能性があります。できるだけ早く受診しましょう。
- 良性発作性頭位変換めまい症/メニエール病
- 良性発作性頭位めまい症/メニエール病:体位で誘発される回転性めまい、(メニエールは)耳鳴り・難聴。強い吐き気を伴う。平衡感覚によって起こっているめまいの場合、耳鼻咽喉科が専門的な診療を行っています。
- 緑内障:突然、激しい頭痛を引き起こします。失明の危険性がある病気ですので、注意が必要です。
《その他吐き気・嘔吐を引き起こす病気》
- 心筋梗塞:吐き気と嘔吐に胸の痛みが伴います。できるだけ早く医療機関を受診してください。
- 薬剤の副作用:吐き気が起こる副作用はとても多く、アレルギーによって吐き気が起こっている場合もあります。受診する際にはお薬手帳、あるいは薬そのものを見せてください。
- 妊娠時のつわり
- 糖尿病性ケトアシドーシス:かなり悪化した糖尿病では、血液の酸性度が高くなる糖尿病性ケトアシドーシスが起こり、吐き気や疲労感、意識がなくなる昏睡などの症状が現れます。
吐き気・嘔吐がある場合にはどのような検査を行いますか?
❶ 問診
症状の持続時間、頻度、および重症度などを確認します。
❷ 診察
❸ 血液検査
❹ 上部消化管内視鏡
❺ 頭部CT検査、頭部MRI検査
