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呼吸困難

BREATH

呼吸困難 ― 息が苦しい、息切れがする

 

「息が苦しい」「息がうまく吸えない」「息切れがする」という自覚を、まとめて呼吸困難といいます。肺の病気だけでなく、心臓・貧血・逆流性食道炎・パニック発作でも起こります。いつ・どんなふうに始まったかで、考える病気が変わります。

豊洲駅 徒歩3分院内でレントゲン・採血・心電図呼吸機能検査に対応
ABOUT

呼吸困難について

呼吸困難とは ― どんな感じ方をしますか

呼吸困難(こきゅうこんなん)とは、息が苦しい・息がうまく吸えない・息切れがする、といった自覚症状をまとめた言い方です。「呼吸困難感」と呼ぶこともあります。

肺炎・喘息・COPDなどの呼吸器の病気だけでなく、心不全や肺塞栓、貧血、胃食道逆流症、パニック発作でも起こります。

大切なのは「いつ・どんなふうに始まったか」です。数分で悪くなったのか、数日かけてなのか、何か月も続いているのかで、考える病気がはっきり変わります。

息切れする
息苦しい
呼吸がうまくできない
息が詰まる

すぐに受診してほしい息苦しさ

気管支喘息の発作、肺血栓塞栓症、気胸、気道の狭窄、心タンポナーデなど、急を要する病気が隠れていることがあります。次のようなときは、ようすを見ずに受診してください。

意識が遠のく、冷や汗が出る、唇が青いといったときは、ご自身で運転せず救急要請(119番)をしてください。

呼吸困難の原因 ― 始まり方で分けて考えます

突然起こったのか、数日で悪くなったのか、長く続いているのか。この3つに分けると、考える病気がかなり絞りこめます。

❶ 数分〜数時間で悪化
速さ突然、はっきりした発症
代表的な病気気胸/肺動脈血栓塞栓症/アナフィラキシー/狭心症・心筋梗塞
手がかり胸の痛みをともなう。深呼吸で痛みが強まる(気胸・胸膜炎)。失神することもある(肺塞栓)
急ぎ方救急。ようすを見ない
❷ 数時間〜数日で悪化
速さ半日から数日かけて
代表的な病気急性肺炎/胸膜炎/急性心不全/気管支喘息の発作/パニック障害・過換気症候群
手がかり発熱・咳・痰をともなう(肺炎)。横になると苦しい(心不全)。ヒューヒュー鳴る(喘息)
急ぎ方その日のうちに受診
❸ 長引いている
速さ数週間から数か月
代表的な病気COPD(慢性閉塞性肺疾患)/間質性肺炎/肺結核/肺化膿症/肺がん/貧血/胃食道逆流症/鼻づまり
手がかり動いたときの息切れから始まる。喫煙歴が手がかりになる
急ぎ方早めに受診して原因を調べる

気胸はやせ型の若い男性に多く、肺気腫やブラのある中高年にも起こります。アナフィラキシーは食べ物などをとって短時間で、皮膚症状や唇の腫れとともに起こります。パニック障害・過換気症候群では、発作時に頻呼吸や深く大きな呼吸がみられ、非発作時は正常です。

EXAMINATION

検査

呼吸困難ではどんな検査をしますか

いちばん役に立つのは問診です。始まり方、続いた時間、体の向きで変わるか、動いたときに強くなるか、夜間や食後に悪くなるか、咳・痰・発熱・胸の痛み・足のむくみ、アレルギー歴・喫煙歴・お薬・最近の長距離移動や手術まで伺います。

「どんなときに苦しくなるか」だけで、疑う病気がかなり絞れます。

診察 ─ 血圧・脈・酸素飽和度(SpO₂)、呼吸音(喘鳴・捻髪音・副雑音)、心雑音、足のむくみ、皮疹、貧血の所見、甲状腺の腫れ
胸部レントゲン ─ 心拡大、肺うっ血、肺炎の影、胸水、気胸
呼吸機能検査(スパイロ)/ピークフロー/FeNO ─ 気道が狭くなっていないか、炎症があるか
採血 ─ 貧血、炎症反応、BNP/NT-proBNP(心不全)、甲状腺機能。必要に応じてDダイマー、動脈血ガス
心電図 ─ 不整脈、心臓への負担
心臓超音波(心エコー) ─ 弁膜症、心嚢液、心臓の動き。当院では行っていないため連携医療機関へご紹介します
追加の画像 ─ 肺塞栓や大動脈の病気が疑わしいときは造影CTなど(提携病院にご紹介します)
どんなときに苦しいか 考えられる病気
夜間・就寝後に悪くなる(横になると苦しい) 心不全、気管支喘息、胃食道逆流症、胸水
横向きで寝ると悪くなる 胸水
動くと息が切れる 心臓の病気、呼吸器の病気、貧血
動いたあとに咳込む、ヒューヒュー鳴る 運動誘発性喘息
食後や前かがみで悪くなる、咳込む 胃食道逆流症、嚥下障害
突然の胸の痛みをともなう 気胸、肺塞栓、急性冠症候群など

当てはまるものがなくても呼吸困難は起こります。気になるときはご相談ください。

TREATMENT

治療

当院での診療の進め方

まず、急を要する病気かどうかを見分けます。酸素飽和度・呼吸音・心電図・レントゲンをその場で確認し、気胸や肺塞栓、心不全の悪化が疑われるときは、すぐに提携病院へご紹介します。

急ぐ状態でなければ、原因を絞りこむ検査に進みます。当院では胸部レントゲン、採血、心電図、呼吸機能検査を院内で行えます。喘息が疑わしいときはFeNOも測れます。

原因がはっきりすれば、それぞれの治療に移ります。喘息なら吸入薬、心不全なら内服と生活の調整、貧血なら原因の検索、逆流性食道炎なら胃酸をおさえる薬、というように分かれます。

検査で大きな異常が出ないこともあります。その場合も「異常なし」で終わらせず、不安や過換気が背景にないか、鼻づまりが関係していないかまで含めて一緒に考えます。

豊洲イーウェルクリニック
息苦しさが続くときはご相談ください

当院ではレントゲン・採血・心電図・呼吸機能検査を院内で行えます。急を要する状態のときは、すぐに提携病院へご紹介します。豊洲駅から徒歩3分、土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

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