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淋病

GONORRHEA

淋病飲み薬では治りません

 

淋菌による性感染症です。尿道から黄色い膿が出て、排尿時に強く痛むのが特徴です。淋菌は薬が効きにくくなってきており、飲み薬では治りません。点滴または注射での治療が必要です。のどの感染は無症状のことが多く、見逃されがちです。江東区豊洲、豊洲駅から徒歩3分。土日も診療しています。

豊洲駅 徒歩3分点滴・注射で治療のどの感染は無症状クラミジアと同時検査
ABOUT

淋病の症状

性器だけの病気ではありません

淋病は淋菌による性感染症です。主に性器に症状が出ますが、のど・直腸・目・関節などさまざまな部位に症状が出ることがあります。

とくに咽頭(のど)の感染は、ほとんどが無症状です。のどの症状から調べたい方はのどの腫れや発赤のページもご覧ください。症状がなくてもパートナーに感染させる可能性があるため、注意が必要です。

男性の症状

男性では淋菌による尿道炎の症状が特徴です。

病型 症状
主な自覚症状 尿道から黄色い膿が出る/排尿時の強い痛み
尿道炎 2〜7日の潜伏期間ののちに、排尿時の痛みと黄色い膿が出ます。頻尿や尿を我慢できない感じはありません
精巣上体炎 急激な発熱や悪寒があり、血尿や排尿時の痛みも強くなります。歩けないほどの強い痛みを伴うこともあり、片側の陰嚢が腫れるのが特徴です。精巣まで炎症が及ぶと男性不妊の原因になります

女性の症状

淋菌は性感染症のなかでは症状が早く出ます。男性2〜7日、女性7〜21日が目安です。クラミジア(男性7〜14日)より数日早いため、性行為から数日で強い排尿時痛と膿が出たときは淋菌を疑います。ただし両方に同時に感染していることが珍しくなく、当院では通常あわせて調べます。

女性では子宮頸管炎が中心です。

病型 症状
主な自覚症状 おりものの増加、においが変わる/生理以外の出血(不正出血)/性交渉中の痛み
子宮頸管炎 おりものが増える、排尿時の痛み、不正出血などが出ます
骨盤内炎症性疾患 子宮頸管炎の10〜20%程度が進展します。下腹部の痛み、発熱を生じることもあります。卵管の炎症が見逃されると、後遺症として子宮外妊娠や不妊症の原因になります。初発の方の15〜20%、3回以上の感染では50〜80%で卵管閉塞となるといわれています

性器以外の症状

のどの感染は無症状のことがほとんどです。心当たりがあるときは、症状がなくても検査をおすすめします。

部位 症状
咽頭炎(淋菌性咽頭炎) ほとんどは無症状です。のどの腫れ・痛みが出ることもあります。主にオーラルセックスで感染し、キスで感染することはまれといわれています
直腸炎(直腸淋菌感染症) 自覚症状に乏しく、ヒリヒリした痛みや排便時の出血がみられることもあります
肝周囲炎 右上腹部の腹痛、発熱が起こります
淋菌性結膜炎 感染後12〜48時間で発症し、膿のような目やにが出ます。結膜の充血や目の腫れも見られます
淋菌性関節炎 急性の関節の痛み、発熱が起こります

クラミジア性尿道炎との違い

クラミジアと比べると、排尿時の痛みが強く、尿道から黄色い膿のような分泌物が出ることが増えます。

  淋菌性尿道炎 非淋菌性尿道炎(クラミジアなど)
潜伏期間 約2〜7日 約7〜21日
排尿痛 強い 無症状〜軽い
分泌物の色 膿性(黄色っぽい) 白色〜透明
分泌物の量 中等量〜多量 少量〜中等量
無症状の割合 10% 42%(クラミジア尿道炎)
TEST

検査

検体は部位によって変わります

感染が疑われる部位に応じて、尿・膣分泌液・うがい液などで検査します。

症状 検体
尿道炎 尿
精巣上体炎 尿
子宮頸管炎 膣ぬぐい液または尿
淋菌性咽頭炎 うがい液または咽頭ぬぐい液
直腸淋菌感染症 肛門ぬぐい液
淋菌性結膜炎 目の抗原検査

当院で行う検査

感染が疑われる部位によって検体が変わります。結果は3日後で、オンライン診療で結果説明と処方ができます。

検査 何を見るか いつ行うか 窓口負担の目安(3割)
淋菌核酸検出 尿・膣ぬぐい液・うがい液・肛門ぬぐい液から菌の遺伝子を検出 受診時 約1,040円
(348点)
淋菌・クラミジア同時核酸検出 尿道炎の症状があるときは、クラミジアもあわせて調べます 尿道炎の症状があるとき 約1,240円
(412点)
尿検査 尿道炎の有無と程度 受診時 約80円
(26点)
治癒確認の再検査 菌が残っていないかの確認 治療から3〜4週間後 約1,040円
(348点)

横にスクロールできます。金額は保険診療・3割負担の方の目安です。

保険は使えますか

性感染症の検査は、症状があれば保険診療で受けられます。症状がなく検査だけを希望される場合、検査は自費になりますが、陽性が出れば治療と治癒確認は保険診療で行えます。症状があっても保険を使いたくない場合は、検査・治療・治癒確認をすべて自費で行うこともできます。医療費通知書に検査の内容までは記載されません。

ご家族や職場に知られたくないという理由で、症状があっても自費での診断・治療を選ばれる方もいます。どちらがよいか、診察のときにご相談ください。

診察料の目安(3割負担):初診 約870円(291点)/再診 約230円(76点)/処方箋料 約180円(60点)

TREATMENT

治療と治癒確認

点滴または注射での治療になります

淋菌は薬が効きにくくなってきており、飲み薬では治療できません。

投与方法 特徴 主な副作用
ロセフィン
(セフトリアキソン)
15分かけて点滴 淋菌治療の第一選択薬。淋菌性咽頭炎にも使えます 注射部位の痛み、発疹、下痢。ペニシリン系・セフェム系にアレルギーのある方は使えません
トロビシン
(スペクチノマイシン)
臀部に筋肉注射 短時間で治療できます。淋菌性咽頭炎には効果が不十分です 注射部位の痛み・しこり、発疹、めまい。妊婦には使用できません

症状によって投与量が変わります

部位と重症度によって、必要な投与量と期間が変わります。

対象 治療
尿道炎・子宮頸管炎 ロセフィン(セフトリアキソン)1回の投与で治療が完了します
淋菌性咽頭炎 スペクチノマイシンはのどへの移行が不十分なため、セフトリアキソンを使用します
骨盤内炎症性疾患・急性精巣上体炎 ロセフィン2gを1〜7日間投与します。トロビシンの場合は、重症度により3日後に両臀部へ2gずつ計4gを追加投与します

治療で大切な3つのこと

淋病は再感染しやすい病気です。パートナーと同時に治療することが再発予防の要になります。

パートナーも一緒に治療しましょう — ピンポン感染を防ぐため、ご自身とパートナーの両方で陰性が確認されるまで性交渉は避けてください
症状が続く場合は、ほかの性感染症もあわせて検査しましょう — 当院では尿道炎の症状があるとき、淋病とクラミジアをあわせて検査することをおすすめしています
適切なタイミングで効果判定の検査を受けましょう — 死滅した菌が検出されるため、再検査は3〜4週間あけてから行います

治療後の効果判定

適切な抗菌薬で治療を行うと、1週間程度で症状は改善します。

1週間経っても症状がよくならない場合は、耐性菌やほかの性感染症の合併が疑われます。再度受診してください。

3〜4週間あけてから再度検査を行い、淋菌がいなくなっていることを確認します。

COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。症状がなく検査だけを希望される場合は自費になります。

2026年8月時点の診療報酬点数にもとづく目安です。微生物学的検査判断料(150点)は、同じ月に何種類の検査を行っても1回だけの算定です。尿と咽頭を同じ日に保険で同時に検査することはできません。両方を調べる必要があるときは、日を分けて行うか、自費での検査になります。症状がなく検査だけを希望される場合は、検査そのものが自費診療になります。薬代は別に薬局でお支払いいただきます。

FAQ

よくある質問

淋病はキスでうつりますか
咽頭(のど)に感染している相手とのディープキスやオーラルセックスで感染する可能性があります。通常の軽いキスでは感染のリスクはほとんどありません。
コンドームありでもうつりますか
コンドームの使用により感染リスクは大幅に下がりますが、完全に防ぐことはできません。とくにオーラルセックス時に無防備なケースが多く、のどからの感染が増えています。
一回の性行為でうつりますか
1回の性行為でも感染する可能性があります。
トイレやお風呂でうつりますか
便座やお風呂での感染は基本的に起こりません。粘膜どうしの接触が必要です。
のどの症状はどんな感じですか
軽い咽頭痛、異物感、咳などがありますが、症状がないまま感染源になっていることも多くあります。
性行為をしていないのに感染することはありますか
通常の生活では感染しません。性行為(膣・肛門・口腔)を介した感染が主なルートです。
クラミジアとの違いは何ですか
淋菌性尿道炎は潜伏期が約2〜7日で排尿痛が強く、黄色っぽい膿性の分泌物が出ます。クラミジアは潜伏期が約7〜21日で症状が軽いか無症状のことが多く、分泌物は白色〜透明です。
自然治癒しますか
自然治癒は期待できず、放置すると重篤化する可能性があります。
完治しますか
適切な治療でほぼ100%完治できます。抗菌薬の効果は100%ではないため、再検査(フォローアップ検査)で陰性を確認することをおすすめします。
放置するとどうなりますか
女性では骨盤内炎症、不妊症、子宮外妊娠、男性では精巣上体炎、前立腺炎などに進行することがあります。
何回もかかりますか
はい。一度治っても再感染することがあります。パートナーと同時に治療し、予防することが重要です。
検査と治療に健康保険は使えますか
尿道が痛いなど症状がある場合は、検査・治療・治療後の治癒確認のすべてが保険診療で行えます。症状がなく検査だけを希望される場合、検査は自費になりますが、陽性が出れば治療と治癒確認は保険診療で行えます。症状はあるが保険を使いたくない場合は、すべて自費で行うこともできます。医療費通知書に検査の内容までは記載されません。
豊洲イーウェルクリニック
黄色い膿と強い排尿痛は、早めにご相談ください

淋病は飲み薬では治りません。点滴または注射での治療が必要です。放置すると精巣上体炎や骨盤内炎症性疾患に進み、不妊の原因になります。クラミジアとあわせて検査できます。土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 性感染症 診断・治療 ガイドライン(日本性感染症学会)
  2. 性感染症に関する情報(厚生労働省)

本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断と治療方針は診察のうえで判断します。

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

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