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陥入爪・巻き爪

巻き爪とは?

爪の端が内側に向かって強く巻き込んだ状態を巻き爪といいます。

足の親指によく見られ、爪が皮膚に当たって痛みを生じることが多いですが、巻いていても痛みがない場合もあります。

嵌入爪とは?

第1 趾に見られることの多い症状で、爪の角が尖って皮膚・皮下組織に刺さっている状態をいいます。

食い込んだ爪の先は肉芽種様に盛り上がって炎症を起こし、圧迫すると爪の先が刺さって強い痛みがあります。また、傷口ができると細菌感染や化膿を起こす場合があります。

巻き爪の原因は?

❶靴が合っていない

  • 足の形と靴の先が合っていない
  • 大きさが適切でない
  • ヒールをよく履く

 

❷間違った爪の切り方

  • 爪を短く切りすぎている

 

❸親指への荷重が不十分

  • 歩く量が少ない
  • 指に力をいれて歩けていない

 

陥入爪は、主に 不適切な爪の切り方(爪の先端端部分を短く切りすぎ深爪となっていることにより発生します。

巻き爪はどのように治療しますか?

巻き爪により痛みがでたり、炎症を起こしている場合には治療の対象となります。

巻き爪に対しては器具を使うことで爪を本来の形に近づける矯正治療が主体で、同時に巻爪の原因となっている生活習慣を改善し再発を予防することが重要です。

巻き爪マイスター

巻き爪(過度にわん曲した爪)を矯正するための医療機器です。コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾性力によって、矯正具を装着している間に爪のわん曲が徐々に矯正されます。

巻き爪マイスターは自由診療(保険適応外)となります。

《治療費の詳細》

1か所 13,000円(税込)

  • 別途自由診療初診料(3,300)がかかります
  • 公的医療保険が適応されない自由診療です

VHO

専用ワイヤーをフック状に掛け、強い矯正力で爪縁を持ち上げて矯正されます。

VHOは自由診療(保険適応外)となります。

 

巻き爪マイスター

VHO

作用

ワイヤーで持ち上げ矯正

フック型ワイヤーで強力矯正

対象となる爪

軽症から中等度

短い爪には装着不可能

中等度以上にも適応可能
短い爪にも装着が可能

生活への影響

少ない

少ない

通院頻度

4〜8週間

8週間程度程度

 

《治療費の詳細》

1か所 13,000円(税込)

  • 別途自由診療初診料(3,300)がかかります
  • 公的医療保険が適応されない自由診療です

陥入爪はどのように治療しますか?

テーピング方法

肉芽や晴れ上がった爪を離すことができる簡易的な方法です。

コットンパッキング

爪を軽く持ち上げながら肉芽を圧迫しコットンを差し込むことで直接爪が当たることを改善していきます。軽度から中等度に肉芽がある方が良い対象です。

液体窒素による肉芽治療

液体窒素凍結療法で肉芽を壊死させることにより縮小効果を狙います。小さな肉芽が対象です。

ガター法

柔らかいシリコンチューブなどで爪縁を保護します。

巻き爪を予防するには

正しく爪を切りましょう

足の爪の長さは指先と同じくらいにそろえ、全体的に少し丸みのある四角形(スクエアオフカット)に整えます。

  1. 爪切りを使って端から端までまっすぐに切ったあと、両端の角を少しだけ落とすようにします。
  2. 一度に大きく切ろうとすると、爪が割れてしまうことがあるので、刃先を使って少しずつ切りましょう。
  3. 切り残しがあるとトゲになって皮膚を傷つける原因になるので、最後まできちんと切るようにしましょう。



靴を選ぶ時は足の形に合った靴を選びましょう

  1. ぴったりサイズでつま先にゆとりがある靴を選びます
  2. 靴ひもがある靴を選び、靴を履くたびに靴ひもを結び治しましょう
  3. ヒールは低めの靴を選びましょう

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