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足みずむし(足白癬)

    

足みずむし(足白癬)は白癬菌が感染することで爪が分厚くなったり変形し混濁します。温泉場や銭湯、シャワールームあるいは足白癬患者がいる家庭では床、畳、足拭きマット、スリッパなどを調べると、ほぼ100%白癬菌が存在します。白癬菌が付着したまま、靴下・靴を履き続け、長時間白癬菌を足に付けたままにすると足白癬になる可能性が高まります。

足白癬の症状は?

足水虫は感染部位によって以下の通りに分類され選択される治療法が異なります。

趾間型足白癬

足の指の間に赤み、痒み、じゅくじゅくを主に足の指の間に認めます

小水疱型足白癬

皮膚表面がが硬くなり、亀裂をお個明日ことで痛みが出る。痒みは多くない

角化型足白癬

小さな水ぶくれが足の裏や側面に生じ、強いかゆみや痛みを伴う

足白癬はどのように診断しますか?

KOH直接検鏡

ピンセットで皮膚の一部を採取し、顕微鏡で白癬菌がいないかを確認します。

足白癬はどのように治療しますか?

外用薬

白癬菌が皮膚の最も表面にある角層に寄生するため、抗真菌薬の外用が基本の治療法となります。治療には主にイミダゾール系の薬剤を使用しますが、同じ系統の薬でも白癬に対する効果には若干差異があります。

系統

一般名

商品名

イミダゾール 

ラノコナゾール

アスタット

 

ルリコナゾール

ルリコン

モルホリン

アモロルフィン塩酸塩

ペキロン

アリルアミン

テルビナフィン塩酸塩

ラミシール

ベンジルアミン

ブテナフィン塩酸塩

メンタックス 、ボレー 

チオカルバミン酸

リラナフタート

ゼフナート

 

軟膏

安全性が高く、副作用が出やすい部位にも比較的安全に使用できる。

クリーム

のびが良く使用感良好。浸透性にも優れる。

外用液

使用感が良く、浸透性に優れる。

びらんや亀裂に使用すると刺激などを生じる場合があるので注意が必要。

外用水虫薬には剤型に違いがあるため皮膚症状や使用感の御希望などを考慮しながら選択します。

水虫薬の塗りかたのポイント

白癬菌は症状がある部分のみではなく足全体、症状がない側の足にもに潜んでいる可能性があります。両足全体に塗布することが重要です。



足を清潔にしてから両足全体に薄く延ばすように塗ります足の指の間、アキレス腱周り、外側面にも塗り広げます

塗布期間する期間

症状が治まっても角質内に胞子として白癬菌が存在するため再度再燃する可能性があります。症状消失後もさらに1か月程度ほど継続して塗布することで再発率がへることがわかっています。

指間型では 2 カ月以上、小水疱型では3カ月以上、角化型では 6 カ月以上が目安となります。

内服治療

角化型など外用薬で難治な場合やジュクジュクやかぶれが酷く外用薬を使用できない場合には内服治療を行うこともあります。

イトリゾール(イトラコナゾール)

11回、1錠(50100mg)を食直後に投与

ラミシール(テルビナフィン)

11回、1(125mg)を食後に投与

 

《水虫治療薬の副作用》

抗真菌外用薬

接触皮膚炎(かぶれ)、皮膚の赤み、かゆみ

抗真菌内服薬

胃腸障害、肝機能障害、皮膚反応

外用薬でかぶれ症状がみられる場合にはステロイド外用薬で治療を先に行うこともあります。

生活上の注意点は?

足を清潔に保ちましょう

  • 毎日指の間まで優しく丁寧に洗います。入浴後など足がじめじめしないようにこまめに足を拭いて乾燥した状態を維持します。
  • 毎日靴を履き替えて靴を乾燥させます

足水虫も一緒に治療を行いましょう

周りに移さないように感染予防をしましょう

  • バスマット、スリッパは共有せずにその都度に交換しましょう。

よくある質問

足の裏に水虫かどうかの見分け方は?

皮むけ・かゆみ・ひび割れ・水ぶくれ・角質の厚みなどが見られますが、かゆみがないこともあります。確定には顕微鏡検査が必要です。

水虫はほっといたら治りますか?

自然治癒はほとんどしません。置すると悪化したり爪に広がる(爪白癬)こともあります。

水虫の菌は何日で死にますか?

適切な薬剤(抗真菌薬)を使えば、数日〜数週間で菌は減少しますが、完治には通常1〜2ヶ月以上の継続治療が必要です。

水虫はお風呂でうつりますか?

直接皮膚が接触する場所(バスマット・足拭きマット・床など)でうつる可能性があります。家族内で注意が必要です。

市販薬で水虫は悪化しますか?

正しく使えば効果はありますが、誤用や自己判断で中止すると再発や悪化の原因になります。市販薬でよくならない場合実はみずむしではない場合やみずむし薬でかぶれている可能性もあります。疑わしい場合は皮膚科へ。水虫は何日くらいで治りますか?

塗り薬の場合は軽症で1〜2ヶ月、角質型や爪白癬では数ヶ月以上かかることもあります。毎日の継続が大切です。

洗濯物で水虫はうつりますか?

通常の洗濯で感染することは少ないですが、靴下やバスマットはこまめに洗濯・乾燥するのが理想的です。

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