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ダニ・ハウスダスト

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ダニアレルギー症状と検査の見方

 

一年中くしゃみや鼻づまりが続く、皮膚がかゆい。その原因の多くは、家の中のダニとハウスダストです。どんな症状が出るのか、血液検査の「クラス」が何を意味するのか、そして薬でおさえるだけでない治療までまとめました。

豊洲駅 徒歩3分症状と検査結果の見方舌下免疫療法は通年で開始可土日も診療
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ダニアレルギーの症状

どんな症状が出ますか

ダニが原因となってアレルギー症状を引き起こすものをダニアレルギーといいます。症状は鼻・目・皮膚・気道と広い範囲に出るため、「一年中つづく鼻炎」として気づかれることもあれば、「原因のわからない湿疹やかゆみ」として皮膚科を受診されることもあります。

花粉症と違って季節が限られないため、かぜが治りにくい、体質だと思っていた、という形で長く続いていることが少なくありません。

部位 ダニアレルギーでみられる症状
くしゃみが続けて出る/さらさらした鼻水/鼻づまり(鼻閉)/においがわかりにくい
目のかゆみ/充血/涙が出る/まぶたの腫れ
皮膚 皮膚のかゆみ/湿疹・発疹/肌荒れ/じんま疹(蕁麻疹)/かき壊しによる痒疹
気道 咳が長引く/ゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴)/息苦しさ
そのほか のどのかゆみやイガイガ感/鼻がつまることによる頭痛・頭重感・寝苦しさ

すべてが出るわけではなく、鼻の症状だけの方、皮膚の症状だけの方もいます。症状の組み合わせと、一年中つづくかどうかが診断の手がかりになります。

頭痛や吐き気はダニアレルギーで起こりますか

ハウスダストアレルギーやホコリのアレルギーで「頭痛がする」「吐き気がする」というご相談はよくあります。アレルギー反応が直接、頭痛や吐き気を起こすわけではありませんが、鼻づまりが続くと副鼻腔の換気が悪くなり、頭が重い、額や頬のあたりが痛いと感じることがあります。睡眠が浅くなることも頭痛につながります。

また、のどに流れ落ちる鼻水(後鼻漏)が胃にたまって、朝の吐き気やむかつきの原因になることもあります。鼻の治療で楽になることが多いため、頭痛や吐き気が続くときも鼻の状態を一度みせてください。

ただし、これらの症状はアレルギー以外の病気でも起こります。頭痛が急に強くなった、発熱をともなう、といった場合は別の原因を考えます。

通年性アレルギー性鼻炎の、いちばん多い原因です

一年中症状が続くアレルギー性鼻炎を通年性アレルギー性鼻炎といい、その最大の原因がダニです。日本のアレルギー性鼻炎の患者さんの70〜80%がダニに感作されているとされ、通年性アレルギー性鼻炎のもっとも多い原因になっています。

ダニは高温多湿を好むため6〜8月に数が増え、夏から秋にかけては死骸やフンが室内にたまって飛び散るため、この時期に症状が悪化する方が多くみられます。「秋になると鼻炎がひどい」という方は、花粉ではなくダニが原因のことがあります。

アレルギーを起こすダニの種類

室内で健康障害を引き起こす主なダニは3種類ですが、アレルギーの原因として重要なのはヒョウヒダニ(チリダニ)です。ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類があり、どちらも喘息や鼻炎の代表的な原因アレルゲンです。

検査の結果には「ヤケヒョウヒダニ」「コナヒョウヒダニ」という名前で出てきます。この2つは性質がよく似ているため、片方が陽性ならもう片方も陽性になることがほとんどです。

ダニの種類 起こる症状 生息場所
ヒョウヒダニ(チリダニ)
ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ
喘息、鼻炎、アレルギー性結膜炎、皮膚のかゆみ カーペット、布張りのソファー、寝具、ぬいぐるみ
ケナガコナダニ 不快感(大量発生時)。ツメダニを増やす原因になる 畳、チーズや乾物などの保存食品、小麦粉類
イエダニ・ツメダニ 刺咬傷(刺されて赤くなる、かゆい) イエダニはネズミなどに寄生。ツメダニは畳やカーペット

人を刺すのはイエダニやツメダニで、アレルギーの原因となるヒョウヒダニは人を刺しません。

住まいでアレルギーの原因になる代表的なダニです。刺すダニとは別の種類で、これらは刺しません。

原因は「生きたダニ」ではなく、死骸とフンです

ダニアレルギーの原因物質(アレルゲン)は、ダニの死骸とフンに多く含まれるたんぱく質です。生きたダニに刺されて起こるものではありません。ダニの死骸は乾燥して細かく砕け、ホコリにまじって空気中に舞い上がり、それを吸い込むことで症状が出ます。

なぜダニでアレルギーが起こるのかというと、体がこのたんぱく質を異物として認識し、抗体をつくって反応するようになるためです。この、ダニの死骸やフン、繊維くず、カビ、ペットの毛やフケなどがまじった細かいホコリの総称がハウスダストです。検査結果では「ハウスダスト」あるいは「HD」と表記されることがあります。ハウスダストのアレルゲンの大部分はダニに由来するため、ダニとハウスダストの検査結果はほぼ連動します。ホコリアレルギー、家ダニのアレルギーと呼ばれるものも、ほとんどはこのダニアレルギーのことを指しています。

つまり、掃除でダニを退治するだけでは足りず、死骸やフンを取り除くことまでが対策になります。ふとんを叩くのが逆効果なのもこのためです。

「ダニに刺された」場合とは違います

「ダニ刺され」で赤いブツブツやかゆみが出るのは、ツメダニやイエダニに刺された場合で、アレルギーとは別のものです。刺され跡は数か所にまとまって出ることが多く、強いかゆみが1〜2週間続くことがあります。

一方、ダニアレルギーによる皮膚症状は、刺された跡がなく、広い範囲にかゆみや湿疹が出ます。どちらか見分けがつきにくいこともありますので、皮膚の状態を診察させてください。

また、防ダニカバーの素材、洗剤、ダニ用の殺虫剤などが肌に合わずに起こるかぶれ(接触性皮膚炎)とまぎらわしいこともあります。ダニ対策を始めてから皮膚が荒れてきた場合は、接触性皮膚炎の可能性も考えます。

皮膚に出る症状とアトピー性皮膚炎

ダニアレルギーで皮膚のかゆみ、湿疹、発疹、肌荒れが出ることがあります。とくに寝ているあいだに顔や首、腕がかゆくなる、朝起きるとかき壊しているという場合は、寝具のダニが関係していることがあります。

アトピー性皮膚炎の患者さんでは、40〜80%でダニ特異的IgE抗体が陽性です。とくに小児では陽性率が高く、重症化の要因になるとされています。ダニ対策で皮膚の状態が落ち着く方もいます。

じんま疹(蕁麻疹)については、ダニだけが原因と特定できることはまれです。数週間以上つづくじんま疹は別の考え方で診療します。

喘息・咳との関係

ヒョウヒダニ(ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ)は、もっとも代表的な喘息の原因アレルゲンです。小児喘息の患者さんの70〜90%でダニ特異的IgEが陽性とされています。気管支喘息やアトピー性皮膚炎をお持ちの方の約70%がダニアレルギーをあわせ持つといわれています。

咳が長引く、夜間や明け方に咳き込む、気管支炎をくり返す、掃除をすると咳が出るという場合は、ダニが引き金になっている喘息や咳喘息の可能性があります。

食べ物で起こるダニアレルギー(パンケーキ症候群)

ホットケーキミックス粉やお好み焼き粉などの小麦粉類を開封後に常温で保存すると、そこでダニが繁殖することがあります。それを調理して食べることで起こるアレルギー反応が経口ダニアナフィラキシー、通称パンケーキ症候群です。

摂取して1時間以内に症状があらわれることが多く、じんま疹やかゆみだけでなく、呼吸困難や意識低下といった全身のアナフィラキシーを起こすことがあります。粉類は開封後、密閉して冷蔵庫で保存してください。加熱してもアレルゲンは壊れません。

また、ダニと甲殻類(エビ・カニ)はトロポミオシンというよく似たたんぱく質を持つため、検査で交差反応がみられることがあります。ただし検査が陽性でも、実際にエビやカニを食べて症状が出るとは限りません。食べられているものを検査結果だけで除去する必要はありません。

EXAMINATION

検査と、結果(クラス)の見方

血液検査でダニの特異的IgE抗体を調べます

何が原因かを確かめるには、アレルゲンごとの抗体(特異的IgE抗体)を血液検査で調べます。ダニについては「ヤケヒョウヒダニ」「コナヒョウヒダニ」「ハウスダスト」といった項目を測定します。両方のヒョウヒダニをまとめて測る「ダニミックス」という項目もあります。

一度に多くの項目を調べられますが、健康保険で算定できるのは13項目までと決められています。症状の出方と生活環境をうかがったうえで、必要な項目を選びます。

検査結果は後日のご説明になります。採血したその日に結果をお伝えすることはできません。

クラス0〜6は何を意味しますか

特異的IgE抗体の検査結果は、測定値(UA/mL)と、それを7段階に区分したクラス0〜6で報告されます。クラスが上がるほど、そのアレルゲンに対する抗体が多いことを示します。

クラス 測定値(UA/mL) 判定
クラス0 0.34 以下 陰性
クラス1 0.35 〜 0.69 疑陽性
クラス2 0.70 〜 3.49 陽性
クラス3 3.50 〜 17.4 陽性
クラス4 17.5 〜 49.9 陽性
クラス5 50.0 〜 99.9 陽性
クラス6 100 以上 陽性

検査機関や測定法によって区分の呼び方が異なることがあります。結果用紙の基準値をあわせてご確認ください。

クラスが高い=症状が重い、ではありません

もっとも多いご質問が「クラス4(クラス5・クラス6)はどれくらい悪いのですか」「重度のアレルギーということですか」というものです。大切な点をお伝えすると、クラスの数字は「体がそのアレルゲンをどれだけ強く認識しているか」を表すもので、症状の重さとそのまま比例するわけではありません。

クラス6でもほとんど症状が出ない方がいますし、クラス2でも生活に困るほどつらい方がいます。治療の内容は、クラスの数字ではなく、いま実際に出ている症状で決めます。

一方で、クラスが高いことには意味があります。ダニが症状の原因である可能性が高いと判断でき、ダニ対策の効果が期待できること、そして舌下免疫療法という治療の対象になるかどうかを判断できることです。数字そのものを下げることを目標にはしません。

また、検査が陽性でも症状がまったくない状態を「感作されているだけ」といい、治療の対象にはなりません。検査結果と症状の両方をあわせて判断します。

症状がない状態でご希望の検査は自費になります

現在アレルギーの症状があり、原因を調べる必要がある場合の検査は健康保険の対象です。一方、症状がない状態で「念のため調べておきたい」というご希望での検査は、自費診療となります。

どちらに当たるかは診察のうえで判断しますので、ご来院時にご相談ください。

TREATMENT

治療と、家の中のダニ対策

治療は3つの柱で考えます

ダニアレルギーの治療は、①家の中のダニのアレルゲンを減らす、②薬で症状をおさえる、③舌下免疫療法で体質そのものに働きかける、の3つを組み合わせて考えます。

①と②は多くの方に行いますが、毎年薬を飲み続けている、薬を飲んでも症状が残るという方には③を検討します。

舌下免疫療法(ミティキュア)— ダニは一年中いつでも始められます

舌下免疫療法は、原因となるアレルゲンを少しずつ体に取り込んで慣らしていくことで、症状そのものを軽くすることを目指す治療です。ダニに対してはミティキュアという舌の下で溶かす錠剤を使います。当院で行っています。

スギ花粉の舌下免疫療法は花粉が飛んでいない6〜12月にしか開始できませんが、ダニにはその制約がありません。ダニは一年中室内にいるため、思い立ったときにいつでも開始できます。これがダニの舌下免疫療法の大きな利点です。

対象は5歳以上の方です。治療期間は3〜5年で、毎日続けることが必要です。

項目 内容
対象年齢 5歳以上(ダニ特異的IgEが陽性で、症状がある方)
開始できる時期 一年中いつでも(スギと違い季節の制約がありません)
治療期間 3〜5年間、毎日続けます
初回 院内で服用し、30分お待ちいただいて経過をみます
2回目以降 ご自宅で1日1回。舌の下に置いて溶かし、そのあと5分は飲食を控えます
通院とお薬 2回目からは1ヶ月ごとの処方です。オンライン診療も可能で、お薬の配送料はかかりません

効果を実感するまでに数か月かかることがあります。途中でやめると効果が続かないため、続けられる時期に始めることが大切です。

こんな方が対象になります

ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の方が主な対象です。一年中鼻の症状が続いている、毎年薬を手放せない、という方はご相談ください。

また、ダニアレルギーがあり、アレルギー性鼻炎を合併した軽症から中等症のアトピー型喘息の成人の方も対象になります。鼻と喘息の両方をお持ちの方は、一度ご相談いただく価値があります。

5歳以上のお子さんも対象です。長い期間続ける治療のため、生活が落ち着いている時期に始めるのが向いています。

他院でアシテアを始めた方の継続処方について

ダニの舌下免疫療法にはミティキュアのほかにアシテアという薬もあります。当院で新しくアシテアを開始することは行っておりませんが、他院ですでにアシテアを始めている方の継続処方には対応しています。

転居や通院先の変更で治療が途切れてしまうと、それまで積み上げた効果が失われます。継続をご希望の方は、これまでの経過がわかるもの(お薬手帳や紹介状)をお持ちのうえご相談ください。

薬による治療

症状をおさえるためには、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の標準的な治療を行います。鼻の症状には抗ヒスタミン薬の飲み薬とステロイド点鼻薬、鼻づまりが強い場合はロイコトリエン受容体拮抗薬を用います。目のかゆみには点眼薬を使います。

皮膚の症状には塗り薬を中心に、かゆみに対して飲み薬を併用します。

薬は症状が出ているあいだおさえる治療で、体質を変えるものではありません。毎年同じことをくり返している場合は、舌下免疫療法を含めて相談してください。

室内のダニを減らす7つの方法

すべてを完璧に行う必要はありません。まずは寝具から始めるのがもっとも効率的です。人は1日の3分の1を寝具の上で過ごすためです。

ダニアレルギーの発症や症状を抑えるには、ダニの死骸やフンなどアレルゲンへの暴露を少しでも減らすことが大事です。次の7つが基本になります。

掃除機がけは、吸引部をゆっくりと動かし、1畳当たり30秒以上の時間をかけ、週に2回以上行う
布張りのソファー、カーペット、畳はできるだけやめる
ベッドのマット、ふとん、枕にダニを通さないカバーをかける
ふとんは週に2回以上干す。困難なときは室内干しやふとん乾燥機で、ふとんの湿気を減らす。週に1回以上、掃除機をかける
部屋の湿度を45%以下、室温を20〜25℃に保つよう努力する
フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機をかける
シーツ、ふとんカバーは週に1回以上洗濯する
家の中でダニやハウスダストがたまりやすい場所です。寝具・布張りの家具・カーペットに集中しているため、対策もここに絞ると効率的です。

ダニ対策のよくある誤解

殺虫剤やダニ取りシートでダニを駆除しても、それだけでは症状は改善しません。残った死骸やフンがアレルゲンとして残るためです。駆除より、掃除機と洗濯でアレルゲンを取り除くことのほうが大切です。

ふとんを叩くのは逆効果です。ダニの死骸が粉々になり、かえってアレルゲンを細かくして舞い上げることになります。叩かずに掃除機で吸い取ってください。

日光に干すだけではダニを駆除できません。アレルギーの原因となるチリダニは、最低でも55℃以上の高温にならないと死滅しないためです。ただし湿度を下げてダニの繁殖を抑えるという点では有効です。外に干す場合は花粉の付着にも気をつけてください。

防ダニ寝具カバーは、品質の良いものであればある程度の効果が期待できます。防ダニ寝具カバーの使用により98%以上のアレルゲンの改善と、呼吸機能の改善が報告されています。

室内でのペット(特に猫、そのほか犬、ウサギ、ハムスターなど)の飼育は、ダニアレルゲンの増加やペットアレルゲンの原因になることがあります。飼う場合には寝室に入れない、飼育環境を清潔に保つ、床をカーペットではなくフローリングにするなど、できるだけアレルゲンを避けられる環境を整えましょう。部屋の通気をよくして掃除をこまめに行うことも大切です。

副作用と、すぐに受診していただきたい症状

舌下免疫療法では、口の中のかゆみ、舌の下の腫れ、のどの違和感、耳のかゆみといった症状が、飲み始めの時期に出ることがあります。多くは軽く、続けるうちに軽くなっていきますが、気になるときはご相談ください。ごくまれにアナフィラキシーを起こすことがあるため、初回は院内で服用し30分お待ちいただきます。

抗ヒスタミン薬では眠気や口の渇き、ステロイド点鼻薬では鼻の中の刺激感や乾燥、まれに鼻血がみられることがあります。

次のような症状があるときは、その場で服用を中止し、すぐに医療機関を受診してください。

息が苦しい、ゼーゼー・ヒューヒューという音がする
唇、舌、のどが腫れて飲み込みにくい
全身にじんま疹が広がる
気が遠くなる、意識がもうろうとする、血の気が引く
激しい腹痛、くり返す嘔吐や下痢

こんなときはアレルギー以外の病気も考えます

次のような症状は、ダニアレルギーだけでは説明がつきません。市販薬で様子をみずに受診してください。

片側の鼻だけがつまる、片側からだけ症状が出る
血の混じった鼻水が続く、においがわからない状態が続く
顔の痛みや頬・目の奥の重い感じ、発熱をともなう
黄色や緑色の鼻水が長く続く
咳が3週間以上続く、体重が減る
皮膚のただれや強い痛み、じくじくして広がる
COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。お薬代は処方する種類と日数によって変わります。

血液検査は健康保険で算定できる項目数の上限が13項目と決められています。症状がない状態でご希望による検査は自費診療となります。舌下免疫療法の費用には診察料とお薬代を含みますが、体調により追加の検査や処方が必要になることがあります。2026年8月時点の診療報酬にもとづく目安です。

FAQ

よくある質問

検査でクラス6と言われました。どれくらい悪いのですか?
クラス6は、ダニに対する特異的IgE抗体が測定値100UA/mL以上あることを示す、いちばん高い区分です。ただしクラスの数字は「体がダニをどれだけ強く認識しているか」を表すもので、症状の重さとそのまま比例するわけではありません。クラス6でもほとんど症状が出ない方がいますし、クラス2でもつらい方がいます。治療は数字ではなく、いま出ている症状に合わせて決めます。クラスが高い場合は、ダニが原因である可能性が高く、ダニ対策や舌下免疫療法の効果が期待しやすいという意味で参考になります。
クラス4、クラス5はどう考えればよいですか?
クラス4は17.5〜49.9UA/mL、クラス5は50.0〜99.9UA/mLで、いずれも陽性です。クラス2以上はすべて陽性と判定され、そのアレルゲンに反応する体質があることを示します。クラス4と5の違いで治療内容が変わることは基本的にありません。症状があるかどうか、日常生活にどれくらい困っているかで治療を決めます。
ダニアレルギーは治りますか?
薬による治療は症状をおさえるもので、体質を変えるものではありません。一方、舌下免疫療法は体質そのものに働きかける治療で、3〜5年続けることで症状や薬の使用量を減らす効果が期待できます。すべての方が完全に症状がなくなるわけではありませんが、薬を減らせる、季節の悪化が軽くなるといった変化を目指せます。ダニは一年中いつでも治療を始められます。
舌下免疫療法はいつから始められますか?
ダニの舌下免疫療法は一年中いつでも開始できます。スギ花粉の舌下免疫療法は花粉が飛んでいない6〜12月に限られますが、ダニにはその制約がありません。ただし3〜5年続ける治療ですので、生活が落ち着いていて毎日続けられそうな時期に始めることをおすすめします。
子どもでも舌下免疫療法を受けられますか?
5歳以上のお子さんが対象です。舌の下で錠剤を溶かし、そのあと5分ほど飲食を控える必要があるため、その手順を理解して続けられることが目安になります。初回は院内で服用し30分経過をみます。2回目以降はご自宅で1日1回続けていただきます。赤ちゃんや5歳未満のお子さんは舌下免疫療法の対象になりませんが、ダニ対策と塗り薬・飲み薬による治療は行えますのでご相談ください。
通院は毎月必要ですか? オンライン診療は使えますか?
2回目以降は1ヶ月ごとの処方となり、月に1回の診察が必要です。オンライン診療にも対応しており、お薬の配送料はかかりません。お仕事や学校で通院の時間が取りにくい方でも続けやすい形をご用意しています。
ダニの死骸やフンだけでも症状が出ますか?
はい。ダニアレルギーの原因物質は、ダニの死骸とフンに含まれるたんぱく質です。生きているダニがいなくても、死骸やフンが室内に残っていれば症状は出ます。乾燥した死骸は細かく砕けてホコリにまじり、空気中に舞い上がって吸い込まれます。掃除機で吸い取ることと、湿度を下げて新たに繁殖させないことの両方が対策になります。
ダニアレルギーの人の割合はどれくらいですか?
日本のアレルギー性鼻炎の患者さんの70〜80%がダニに感作されているとされます。また気管支喘息やアトピー性皮膚炎をお持ちの方の約70%がダニアレルギーをあわせ持つといわれ、小児喘息では70〜90%、アトピー性皮膚炎では40〜80%でダニ特異的IgEが陽性と報告されています。室内のアレルギーとしてはもっとも頻度が高く、ハウスダストに含まれるアレルゲンの9割近くがダニに由来するともいわれます。ダニアレルギーの人の割合は、こうした病気をお持ちの方のなかではけっして少数派ではありません。
ダニアレルギーは何科を受診すればよいですか?
鼻や目の症状が中心であれば内科・アレルギー科、皮膚の症状が中心であれば皮膚科が窓口になります。当院は内科・皮膚科・アレルギー科を併設しており、鼻から皮膚までまとめて診察できます。血液検査も舌下免疫療法も同じ院内で対応します。
エビやカニの検査も陽性でした。食べないほうがよいですか?
ダニと甲殻類はトロポミオシンというよく似たたんぱく質を持つため、ダニアレルギーの方でエビやカニの検査が陽性になることがあります(交差反応)。ただし検査が陽性でも、実際に食べて症状が出るとは限りません。これまで問題なく食べられているのであれば、検査結果だけを理由に除去する必要はありません。食べたあとに症状が出たことがある場合はご相談ください。
豊洲イーウェルクリニック
ダニアレルギーのご相談はWEB予約から

一年中つづく鼻炎、原因のわからないかゆみ、検査結果の見方がわからない。どの段階でもご相談ください。原因を確かめたうえで、薬でおさえるだけでない選択肢までご案内します。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「鼻アレルギー診療ガイドライン ― 通年性鼻炎と花粉症 ― 2024年版(改訂第10版)」
  2. 一般社団法人 日本アレルギー学会
  3. 独立行政法人 環境再生保全機構(ERCA)ぜん息などの情報館

本ページは一般的な情報提供を目的としています。検査の必要性や治療の選択は、症状・年齢・持病・併用薬をふまえて診察のうえで決めます。記載は2026年8月時点の情報です。

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