アレルギー検査
特異的IgE抗体検査
まざまなアレルギー物質に対するIgE抗体が血液中にあるか調べる検査です。
測定可能なアレルギー物質は200種類以上ありますが、保険診療で1回に測定可能な項目数は限られています。
当院では症状やお悩みを問診で伺った上で、適切な方法で検査を提案させていただきます。
❶ 単項目測定(CAP法)
アレルギーが疑われる物質をひとつずつ選択をして検査をします。
主要食物アレルゲンに対してプロバビリティーカーブが利用できるため、抗体の数値によって症状の出やすさが判断できるのが特徴です。
他院で測定した検査結果でも比較検討ができ、検査データの経時的変化を見ることもできます。
より精度の高いアレルゲンコンポーネントも調べることができるため正確な診断につながります。VIEW39やMAST36では食物抗原で偽陽性(実際はアレルギー症状が出ないのに検査で陽性に出ること)が多く過剰に除去治療を行うことにもつながりかねません。
こんな方におすすめ
✓ 花粉症かどうか調べたい
✓ スギ花粉やダニアレルギーの舌下免疫療法を始めたい
✓ 特定の野菜を食べると口がかゆくなったりイガイガしたりする
✓ 特定の食事を食べた後にかゆみ、じんましん、むくみ、発赤、湿疹などの皮膚症状がでる方
アレルゲン
検査出来る項目
イネ科花粉
- ハルガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- ヒロハウシノケグサ
- ホソ麦
- オオアワガエリ
- アシ
- ナガハグサ
- コヌカグサ(属)
- セイバンモロコシ
- 小麦(属)
- オオスズメノテッポウ
- スズメノヒエ(属)
雑草花粉
- ブタクサ
- ブタクサモドキ
- オオブタクサ
- ニガシバ
- フランスギク
- タンポポ(属)
- ヘラオオバコ
- シロザ
- アキノキリンソウ
- ヒメスイバ
- イラクサ(属)
- カナムグラ
樹木花粉
- カエデ(属)
- ハンノキ(属)
- シラカンバ(属)
- ブナ(属)
- ビャクシン(属)
- コナラ(属)
- ニレ(属)
- オリーブ
- クルミ(属)
- ヤナギ(属)
- マツ(属)
- スギ
- アカシア(属)
- クワ(属)
- ヒノキ
ダニ
- ヤケヒョウヒダニ
- コナヒョウヒダニ
- アシブトコナダニ
- サヤアシニクダニ
- ケナガコナダニ
動物
- ネコ皮屑
- ウマ皮屑
- ウシ皮屑
- イヌ皮屑
- モルモット上皮
- ガチョウ羽毛
- セキセイインコのふん
- セキセイインコ羽毛
- ヤギ上皮
- 羊上皮
- 家兎上皮
- 豚上皮
- ハムスター上皮
- ニワトリ羽毛
- アヒル羽毛
- ラット
- マウス
昆虫
- ミツバチ
- スズメバチ
- アシナガバチ
- ゴキブリ
- ヤブカ(属)
- ユスリカ(成虫)
- ガ
室内塵
- ハウスダスト(1)
- ハウスダスト(2)
真菌/細菌
- ペニシリウム
- クラドスポリウム
- アスペルギルス
- Asp f 1(アスペルギルス由来)
- ムコール
- カンジダ
- アルテルナリア
- ヘルミントスポリウム
- マラセチア(属)
- トリコフィトン
- 黄色ブドウ球菌A
- 黄色ブドウ球菌B
寄生虫
- カイチュウ
- アニサキス
職業性
- オオバコ種子
- イソシアネートTDI
- イソシアネートMDI
- イソシアネートHDI
- エチレンオキサイド
- 無水フタル酸
- 綿
- ラテックス
- Hev b 6.02(ラテックス由来)
- ホルマリン
その他
- ヒトインスリン
- ゼラチン
卵・乳類
- 卵白
- 卵黄
- オボムコイド(耐熱性卵蛋白)
- ミルク(牛乳)
- α−ラクトアルブミン
- β−ラクトグロブリン
- カゼイン
- チーズ
- モールドチーズ
肉類
- 豚肉
- 牛肉
- 鶏肉
- 羊肉
木の実・豆類
- エンドウ
- ピーナッツ
- Ara h 2(ピーナッツ由来)
- 大豆
- Gly m 4(大豆由来)
- インゲン
- ハシバミ(ヘーゼルナッツ)
- ブラジルナッツ
- アーモンド
- カシューナッツ
- Ana o 3(カシューナッツ由来)
- ココナッツ
- クルミ
- Jug r 1(クルミ由来)
穀・そば類
- 小麦
- Ω-5グリアジン
- グルテン
- ライ麦
- 大麦
- オート麦
- トウモロコシ
- 米
- ソバ
- キビ
- アワ
魚・貝類
- タラ
- カニ
- エビ
- ムラサキガイ
- カキ
- アサリ
- マグロ
- サケ
- イクラ
- タラコ
- ホタテ
- ロブスター
- サバ
- アジ
- イワシ
- イカ
- タコ
- カレイ
野菜類
- トマト
- ニンジン
- ジャガイモ
- タマネギ
- タケノコ
- サツマイモ
- セロリ
- パセリ
- ほうれん草
- カボチャ
- ヤマイモ
- スイカ
嗜好食物
- ゴマ
- ビール酵母
- マスタード
- 麦芽
- カカオ
果実類
- バナナ
- グレープフルーツ
- オレンジ
- イチゴ
- リンゴ
- キウイ
- メロン
- マンゴー
- 洋ナシ
- モモ
- アボカド
❷ マルチパネル法(VIEW39 MAST36など)
少量の血液で多くの項目を一斉に調べることが可能です。
原因は分からないが蕁麻疹やアナフィラキシーが出るなど食物アレルゲンを幅広く調べる時などに利用します。
血液検査だけで調べることができるため簡便ですが、IgE抗体は症状がなくても検出されることがあります。症状がない場合は、アレルギーがあるとは必ずしもいえませんので注意が必要です。
こんな方におすすめ
✓ 原因不明の食後のアレルギー症状のある方
✓ マルチパネル検査で陽性となった項目を摂取したときにじんま疹や湿疹などの症状が悪化しないか確認をしたい方
非特異的IgE抗体検査
さまざまな物質にIgE抗体が産生されますが、IgE抗体の総量を測定します。
アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などで高値となります。
| 成人 | 小児 | |
|---|---|---|
| 170 IU/ml以下 | 1歳未満 | 20 IU/ml以下 |
| 1~3歳 | 30 IU/ml以下 | |
| 4~6歳 | 110 IU/ml以下 | |
| 7歳以上 | 170 IU/ml以下 | |
報告書の例
「IgE」の量を上の表のようにクラス0~6まで分類します。結果の見かたは項目や症状によって異なるため医師と御相談ください。
目安としてクラス0は反応なし、クラス2以上は陽性と判断します。
プロバビリティカーブ
ImmunoCAPのクラスやIgE値が高いほど症状が出やすいことがわかっています。プロバビリティカーブは測定値と食物経口負荷試験で症状が出る可能性をグラフにしたものです。
牛乳のImmunoCAPの測定値が3.0UA/mlの場合、食物経口負荷試験で症状が誘発される確率は 1歳未満では約90%、1歳児では約50%、2歳児以上の児では約30%となります。
検査の流れは?
まずは、問診と診察でこれまでの状況をお聞きした上で血液検査を行います。症状がない時でも検査は可能です。
検査結果は1週間で分かりますので、再度ご受診をお願いいたします。
当院では検査結果をお伝えするのみではなく、生活の中でのアレルギー症状によるお困りごとや、避けるべき金属・製品の具体的なアドバイスまで丁寧に行います。
