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クラミジア

CHLAMYDIA

クラミジア症状が出ないまま、うつっています

 

性感染症のなかでもっとも頻度が高い病気です。症状が出ないことが大きな特徴で、15〜25歳の症状がない方を調べたところ、男女とも3〜5%にクラミジア感染が見つかったという報告があります。検査は尿やうがい液で簡単にでき、治療は1回の内服が基本です。江東区豊洲、豊洲駅から徒歩3分。土日も診療しています。

豊洲駅 徒歩3分1回の内服で治療尿・うがい液で検査オンライン診療で結果説明
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クラミジアの症状

症状が出ないことが最大の特徴です

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという細菌の感染で起こる性感染症です。性感染症のなかでもっとも頻度が高い病気です。

症状が出ないことが大きな特徴で、15〜25歳の症状がない方に検査を行ったところ、男女ともに3〜5%にクラミジア感染を認めたという報告もあります。

気づかないまま、パートナーにうつしてしまうことがあります。

男性の症状

男性では尿道炎の症状が特徴です。

病型 症状
主な自覚症状 尿道のかゆみや不快感/排尿時の痛み/尿道から白色〜灰白色の分泌物が出る
尿道炎 2〜7日の潜伏期間ののちに、排尿時の痛み、頻尿、白色〜灰白色の分泌物などが出ます
精巣上体炎 急激な発熱や悪寒があり、血尿や排尿時の痛みも強くなります。片側の陰嚢が腫れるのが特徴です

女性の症状

クラミジアは症状が出るまでに1〜2週間かかります。男性7〜14日、女性7〜21日が目安で、淋菌(男性2〜7日)より遅いのが特徴です。心当たりから数日で症状がなくても、否定はできません。そもそも症状が出ないまま経過することが多いため、日数だけで判断せず検査で確かめます。

女性では子宮頸管炎が中心ですが、その70%は無症状か、ごく軽い症状です。

病型 症状
主な自覚症状 おりものの増加、においが変わる/生理以外の出血(不正出血)/性交渉中の痛み
子宮頸管炎 70%が無症状もしくは軽い症状です。おりものが増える、排尿時の痛みなどが出ます
骨盤内炎症性疾患 子宮頸管炎の8%程度が進展します。下腹部の痛み、発熱を生じることもあります。卵管の炎症が見逃されると、後遺症として子宮外妊娠や不妊症の原因になります
腟炎 陰部や腟のかゆみ、排尿時の痛みなどが出ます

咽頭クラミジア(のど)の症状と薬

クラミジアは性器以外にもさまざまな症状を起こします。

部位 症状
咽頭炎(咽頭クラミジア) のどの腫れ・痛み・発熱など。オーラルセックスやキスで感染します。多くは無症状ですが、症状がなくてもパートナーに感染させる可能性があります
肛門炎(肛門クラミジア) 自覚症状に乏しく、ヒリヒリした痛みや排便時の出血がみられることもあります
肝周囲炎 右上腹部の腹痛、発熱が起こります
結膜炎 結膜の充血や目の腫れ、めやになど。進行すると視力が低下したり失明の危険もあります
反応性関節炎 急性の関節の痛み、発熱が起こります

淋菌性尿道炎との違い

尿道炎の原因は淋菌とクラミジアが代表的です。症状の出かたに違いがあります。

  淋菌性尿道炎 非淋菌性尿道炎(クラミジアなど)
潜伏期間 約2〜7日 約7〜21日
排尿痛 強い 無症状〜軽い
分泌物の色 膿性(黄色っぽい) 白色〜透明
分泌物の量 中等量〜多量 少量〜中等量
無症状の割合 10% 42%(クラミジア尿道炎)

クラミジアは自然治癒しますか

自然には治りません。クラミジアは細菌による感染症で、抗生物質を使わないかぎり体から消えません。のどの症状から調べたい方はのどの腫れや発赤のページもご覧ください。

症状がおさまることはあります。おりものや排尿時の痛みが数週間で軽くなるため、「治った」と感じる方が少なくありません。しかし菌は残っており、その間もパートナーにうつし続けます。

放っておくと、男性では精巣上体炎、女性では子宮頸管炎から卵管炎・骨盤内炎症性疾患へ広がり、将来の不妊や子宮外妊娠の原因になります。女性では自覚症状のないまま進むことがあります。

検査でうつっていることが分かったら、症状の有無にかかわらず治療してください。

クラミジアの治し方 — ジスロマックを1回のむだけで治ります

治療は抗生物質(抗菌薬)です。もっともよく使われるのはアジスロマイシン(ジスロマック)で、1,000mgを1回のむだけで治療が完了します。毎日のみ続ける必要はありません。

アジスロマイシンが使えない場合は、ドキシサイクリンを7日間、またはレボフロキサシンを7日間のむ方法があります。

咽頭クラミジア(のどのクラミジア)も薬は同じですが、のどは薬が届きにくく、性器に比べて治りにくいことが知られています。治療後の確認検査をより確実に行います。

薬をのんだあと、菌が完全にいなくなるまで1〜2週間かかります。その間の性行為はお控えください。

のみ方 備考
アジスロマイシン(ジスロマック) 1,000mgを1回 もっとも一般的。1回で完了します
ドキシサイクリン 1日2回・7日間 妊娠中は使えません
レボフロキサシン 1日1回・7日間 妊娠中は使えません

妊娠中の方、授乳中の方、ほかにお薬をのんでいる方は、使える薬が変わります。診察でご相談ください。

かゆみ・痛み・頻尿 — こんな症状のとき

《かゆみ》尿道や外陰部のかゆみを訴えて来られる方が多くいらっしゃいます。ただし、かゆみはクラミジアに特徴的な症状ではありません。カンジダ、トリコモナス、細菌性腟症、単なる かぶれ でも同じようにかゆくなります。かゆみだけでクラミジアと決めることも、除外することもできません。検査が必要です。

《排尿時の痛み》男性では尿道のむずむず感や軽い排尿痛が出ます。淋菌に比べて痛みは軽く、膿も少ないため見過ごされがちです。

《頻尿》尿道の炎症で、トイレが近い、残尿感がある、と感じることがあります。膀胱炎と間違われて抗生物質が出され、中途半端に効いて分かりにくくなることがあります。

《のどの違和感》咽頭クラミジアはほとんど症状が出ません。軽い違和感やのどの痛みが続く程度です。

クラミジアの再検査はいつ? 1週間後では早すぎます

薬をのめば多くの方は治りますが、治ったことは検査でしか確認できません。症状の消失は目安になりません。

再検査の時期が重要です。治療から3〜4週間以上あけてから受けてください。早すぎると、死んだ菌の遺伝子を拾って「陽性」と出てしまい、治っているのに治っていないと判断されます。

「1週間後に再検査」というご質問をよくいただきますが、1週間では早すぎます。当院では治療から4週間後を目安にご案内しています。

パートナーの方も同時に治療してください。ご自身だけ治しても、治療していないパートナーからまたうつります(ピンポン感染)。

TEST

検査

検体は部位によって変わります

感染が疑われる部位に応じて、尿・膣分泌液・うがい液などで検査します。

症状 検体
クラミジア性尿道炎 尿
クラミジア性精巣上体炎 尿
クラミジア性子宮頸管炎 尿または膣ぬぐい液
咽頭クラミジア うがい液または咽頭ぬぐい液
肛門クラミジア 肛門ぬぐい液
クラミジア性結膜炎 目の抗原検査

当院で行う検査

感染が疑われる部位によって検体が変わります。尿・膣分泌液・うがい液で簡単に調べられます。結果が出るまで3日かかりますが、オンライン診療で結果説明と処方ができます。

検査 何を見るか いつ行うか 窓口負担の目安(3割)
クラミジア・トラコマチス核酸検出 尿・膣ぬぐい液・うがい液・肛門ぬぐい液から菌の遺伝子を検出 受診時 約1,010円
(338点)
淋菌・クラミジア同時核酸検出 尿道炎の症状があるときは、淋菌もあわせて調べます 尿道炎の症状があるとき 約1,240円
(412点)
尿検査 尿道炎の有無と程度 受診時 約80円
(26点)
治癒確認の再検査 菌が残っていないかの確認 治療から3〜4週間後 約1,010円
(338点)

横にスクロールできます。金額は保険診療・3割負担の方の目安です。

治療から1〜2週間で再検査すると、死滅した菌が検出されて治っていても陽性に出ることがあります。再検査は3〜4週間あけてから行ってください。

保険は使えますか

性感染症の検査は、症状があれば保険診療で受けられます。症状がなく検査だけを希望される場合、検査は自費になりますが、陽性が出れば治療と治癒確認は保険診療で行えます。症状があっても保険を使いたくない場合は、検査・治療・治癒確認をすべて自費で行うこともできます。医療費通知書に検査の内容までは記載されません。

ご家族や職場に知られたくないという理由で、症状があっても自費での診断・治療を選ばれる方もいます。どちらがよいか、診察のときにご相談ください。

診察料の目安(3割負担):初診 約870円(291点)/再診 約230円(76点)/処方箋料 約180円(60点)

TREATMENT

治療と治癒確認

1回の内服で治療できます

基本はジスロマックを1回内服することで治療できます。完治率は90%程度と高いのですが、1度の治療で治らないこともあります。

飲み方 位置づけ 主な副作用
ジスロマック
(アジスロマイシン)
1000mgを1回のみ 1回の内服で治療が完了する第一選択薬。完治率は90%程度です 下痢・軟便、腹痛、吐き気。多くは軽度です
クラビット
(レボフロキサシン)
500mgを1日1回 7日間 アジスロマイシンが使えないとき、効果が不十分なときに使います 吐き気、下痢、めまい、発疹。まれに腱の炎症・断裂。妊娠中・授乳中は使えません

治療で大切な4つのこと

治ったつもりで再発する、という形がいちばん多い失敗です。

パートナーも一緒に治療しましょう — ピンポン感染を防ぐため、ご自身とパートナーの両方で陰性が確認されるまで性交渉は避けてください
正しい方法で服用しましょう — 指示どおりに服用しないと菌が体内に残り、感染を繰り返す可能性があります
症状が続く場合は、ほかの性感染症もあわせて検査しましょう — 淋病に同時感染していると治りません
適切なタイミングで効果判定の検査を受けましょう — 再検査は3〜4週間あけてから行います

治療後の効果判定

適切な抗菌薬で治療を行うと、1週間程度で症状は改善します。

症状が改善してもクラミジアが残っていることがあるため、3〜4週間後に再度検査を受けます。治療から1〜2週間で再検査すると、死滅した菌が検出されて、治っていても陽性となる可能性があります。

1週間経っても症状がよくならない場合は、耐性菌やほかの性感染症の合併が疑われます。再度受診してください。咽頭クラミジアは治癒まで時間がかかるといわれています。

COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。症状がなく検査だけを希望される場合は自費になります。

2026年8月時点の診療報酬点数にもとづく目安です。微生物学的検査判断料(150点)は、同じ月に何種類の検査を行っても1回だけの算定です。尿と咽頭を同じ日に保険で同時に検査することはできません。両方を調べる必要があるときは、日を分けて行うか、自費での検査になります。症状がなく検査だけを希望される場合は、検査そのものが自費診療になります。薬代は別に薬局でお支払いいただきます。

FAQ

よくある質問

クラミジアはどこで感染しますか
主に性行為(膣・口・肛門)を介して感染します。性感染症の中でもっとも多く、とくに10〜30代の女性に多く見られます。
一回の性行為でうつりますか
1回の性行為で感染する可能性は十分あります。
コンドームをしていてもうつりますか
コンドームの使用で感染リスクは大きく下がりますが、オーラルセックスや装着前の接触で感染することもあります。
誰とも性交渉していないのに感染しますか
基本的に性行為以外では感染しません。まれに器具の共用などが原因になることはありますが、極めてまれです。
キスで感染しますか
通常のキスでは感染しませんが、オーラルセックスやディープキスではのどへの感染(咽頭クラミジア)が起こる可能性があります。
自然治癒しますか
自然治癒はほとんど期待できません。放置すると悪化し、合併症のリスクがあります。
完治しますか
適切な治療でほぼ100%完治できます。抗菌薬の効果は100%ではないため、再検査(フォローアップ検査)で陰性を確認することをおすすめします。
淋菌との違いは何ですか
淋菌性尿道炎は潜伏期が約2〜7日で排尿痛が強く、黄色っぽい膿性の分泌物が出ます。クラミジアは潜伏期が約7〜21日で、症状が軽いか無症状のことが多く(42%)、分泌物は白色〜透明です。
検査と治療に健康保険は使えますか
尿道が痛いなど症状がある場合は、検査・治療・治療後の治癒確認のすべてが保険診療で行えます。症状がなく検査だけを希望される場合、検査は自費になりますが、陽性が出れば治療と治癒確認は保険診療で行えます。症状はあるが保険を使いたくない場合は、すべて自費で行うこともできます。医療費通知書に検査の内容までは記載されません。
結果はいつ分かりますか
3日かかります。オンライン診療で結果の説明と処方が可能ですので、再来院が難しい方もご相談ください。
豊洲イーウェルクリニック
症状がなくても、検査はできます

クラミジアは症状が出ないまま進み、女性では不妊の原因になることがあります。検査は尿やうがい液で簡単にでき、治療は1回の内服が基本です。結果はオンライン診療でご説明できます。土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 性感染症 診断・治療 ガイドライン(日本性感染症学会)
  2. 性感染症に関する情報(厚生労働省)

本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断と治療方針は診察のうえで判断します。

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

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