髄膜炎菌ワクチン:Meningococcal vaccine
接種費用
国内で承認された髄膜炎菌ワクチン(メンクアッドフィ)を使用しています。
価格は税込・1回あたりの金額です。渡航ワクチンの接種は自由診療(保険適用外)です。 接種の可否は医師の診察のうえで判断します。 渡航目的の接種は自由診療です。別途、自費診療の初診料 3,300円(税込)がかかります。2回目以降の接種に再診料はかかりません。
接種後14日程度で抗体価を獲得します。渡航の2週間前までにご相談ください。提出書類の様式が決まっている場合はお持ちください。
侵襲性髄膜炎菌感染症とは
侵襲性髄膜炎菌感染症は髄膜炎菌による感染症です。発症初期は発熱、頭痛、吐き気などの風邪症状ですが、症状の進行が速く1〜2日で急激に悪化し、菌血症や敗血症、髄膜炎など重症化します。
侵襲性髄膜炎菌感染症の致命率は10〜15%であり、適切な治療を受けて回復をしても11〜19%で麻痺や難聴、壊疽などの後遺症が残ってしまうことが報告されています。
接種スケジュール
1回の接種で免疫がつきます。免疫効果を持続させるためには5年ごとの接種を行います。
提出先から接種時期の指定がある場合はご相談ください。日程は診察時に調整します。
海外赴任・出張の方へ
海外に6か月以上派遣される従業員には、派遣前後の健康診断が事業者に義務づけられています(労働安全衛生規則 第45条の2)。
当院では海外派遣労働者健康診断と渡航ワクチンを同日に実施できます。渡航前の限られた期間でも、受診の回数を増やさずに済みます。
価格は税込です。企業健診・予防接種は自費(保険適用外)です。実施項目や日程は診察・お問い合わせ時にご相談ください。
知っておきたいこと
留学先へ提出する接種証明
妊娠中・授乳中の方
副反応
副作用(副反応)について
「髄膜炎菌ワクチン 副作用」で多くご覧いただいています。
多いのは打った場所の痛み・赤み・腫れです。接種した日から翌日にかけて出て、2〜3日でおさまります。
全身の症状としては、だるさ、頭痛、微熱が出ることがあります。いずれも数日でおさまるもので、日常生活を大きく制限するものではありません。
まれにアレルギー反応が起こることがあります。接種後15〜30分は院内でお待ちいただき、変化がないことを確認してから帰宅していただきます。
| 出やすい時期 | 対応 | |
|---|---|---|
| 打った場所の痛み・赤み・腫れ | 当日〜翌日 | 冷やす。2〜3日でおさまります |
| だるさ・頭痛・微熱 | 当日〜2日 | 安静に。市販の解熱鎮痛薬を使って構いません |
| じんましん・息苦しさ | 接種直後 | すぐにお知らせください |
何回打ちますか。効果は何年もちますか
1回の接種で免疫がつきます。複数回打つ必要はありません。
効果はおおむね5年とされています。留学や渡航が長期になる方、5年を超えて滞在される方は、追加接種を検討します。
免疫がつくまでに2週間ほどかかります。出発や入寮の予定から逆算して、余裕をもって接種してください。
| 目安 | |
|---|---|
| 接種回数 | 1回 |
| 効果が出るまで | 約2週間 |
| 効果の持続 | おおむね5年 |
| 追加接種 | 5年を超える滞在、リスクの高い地域への再渡航で検討 |
どんな方に必要ですか
留学や寮生活をされる方が最も多い対象です。集団生活では飛沫でうつりやすく、欧米の大学では入学の条件として接種証明の提出を求められることがあります。
アフリカの「髄膜炎ベルト」と呼ばれる地域へ渡航される方、乾季(12〜6月)に滞在される方も対象です。
サウジアラビアのメッカ巡礼(ハッジ・ウムラ)では、入国時に接種証明の提示が義務づけられています。
侵襲性髄膜炎菌感染症は進行が速く、発症すると数時間から1日で重篤になります。健康な若い方でも起こる点が、このワクチンを勧める理由です。
費用と、他のワクチンとの同時接種
髄膜炎菌ワクチンは任意接種(自費)です。金額はこのページの「接種費用」をご覧ください。
他の渡航ワクチンと同じ日に打てます。留学前はA型肝炎・B型肝炎・破傷風・麻疹風疹などが同時に必要になることが多く、出発日から逆算してまとめて計画します。
接種は内科で行っています。提出用の英文証明書も発行できます。
当院では、取り扱っているワクチンの在庫を院内の在庫管理と連動して公開しています。在庫があるワクチンは当日の接種も可能です。取り寄せが必要な場合は、予約を受けてから発注しますので1週間前までのご予約をお願いしています。
よくある質問
留学先から髄膜炎菌ワクチンの接種証明を求められました。対応できますか?+
副反応はありますか?+
他のワクチンと一緒に接種できますか?+
いつから免疫がつきますか?+
現在妊娠中ですがワクチンは接種できますか?+
副作用はありますか?+
何回打ちますか?+
効果は何年もちますか?+
効果が出るまでどのくらいかかりますか?+
留学先に証明書を出す必要があります。+
何歳から打てますか?+
他のワクチンと同じ日に打てますか?+
何科で受けられますか?+
監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック)
本ページの内容は、上記の医師が監修しています。
2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。
提出書類の様式が決まっている場合はお持ちください。ほかのワクチンとまとめて接種することもできます。
