ハチ毒アレルギー
ハチ毒アレルギーではどのような症状がでますか?
☑︎ 激しい痛み、赤い腫れ
☑︎ 全身のかゆみやじんま疹
☑︎ アナフィラキシー(呼吸困難や吐き気などの消化器症状、血圧低下など)
ハチ毒にアレルギーがあると、刺された人の約10〜20%がアナフィラキシーを引き起こすと言われています。数%では意識障害や血圧低下などの重度のアレルギーであるアナフィラキシーショックを起こし、毎年20名前後の方が亡くなっています。
《蜂が攻撃的になる時期》
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種類 |
気をつける時期 |
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アシナガバチ |
7~8月 |
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スズメバチ |
7月~10月 |
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ミツバチ |
一年中 |
ハチ毒アレルギーはどのように診断しますか?
臨床的に最も重要な蜂の種類はスズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類の 3 つです。
ハチ毒特異的IgE抗体を測定します。感度は75-91.7%と比較的精度の高い検査です。
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抗体検査 |
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ミツバチ特異的IgE |
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スズメバチ特異的IgE |
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アシナガバチ特異的IgE |
林業の現場で働いている人の27%にハチ毒アレルギーがあると報告されています。
こんな方にハチ毒アレルギー検査がおすすめ
☑︎ 養蜂業、イチゴ農家に従事している方
☑︎ ハチに刺されたことがある方
☑︎ 林業や電気工事業に従事されている方
ハチ毒アレルギーはどのように管理しますか?
❶ 蜂に刺されないように気をつけます
❷ 刺された場合は静かに横になって冷やします
蜂に刺されたら、直ちに最寄りの医療機関を受診し、医師による適切な処置・治療を受けるようにしてください。
❸ アナフィラキシーと考えられる症状が出現し、エピペン(アドレナリン自己注射キット)を持っている場合は直ちに使用します。
《エピペンの処方が必要な方》
- ハチ毒やその他の昆虫でアナフィラキシーを起こしたことがある方
- ハチ毒特異的抗体検査で陽性の方
よくある質問
ハチに刺されてからどのくらいの時間でショック状態になるのですか?
- 数分以内に何らかの症状が始まります。
ハチに刺されると全員がショックになるのですか?
ハチに対する抗体を持ち、さらにショックになりやすい体質の人がショックになります。全員ではありません。其の体質を持つ方で、刺される回数が増えると、ショックの危険性が増します。
子どもがハチに刺されるとどうなりますか?
小児では成人に比べると比較的軽症であることが多いものの、1%程度で重度のアレルギー反応が起こります。
ハチ毒アレルギーは治りますか?
ハチ毒アレルギーにより全身症状がでた方でも3〜5年蜂に刺されなければ、再度刺されたときに症状のリスクは50%から35%に減少します。10年間蜂に刺されなければ約25%まで減少します。
ハチ毒特異的抗体やプリックテストの陽性率も年数とともに低下することがわかっています。
