A型肝炎ワクチン:Hepatitis A
A型肝炎の特徴は?
A型肝炎はA型肝炎ウイルスによる感染症です。約2〜6週間の潜伏期間のあとに発熱、倦怠感、黄疸などの症状が出現します。
A型肝炎ウイルスは食べ物などから経口感染することから、手洗い、加熱処理したものを食べること、飲用水はミネラルウォーターを利用するなどの一般的な感染予防に加えてワクチンによる予防が有効です。
A型肝炎ワクチン接種をお勧めするかた
☑︎ 主に途上国へ渡航するすべてかた、主に1歳以上のかたに接種が推奨されます。
《渡航先》
アフリカ
南米
中米/カリブ海
中東
アジア
《A型肝炎の流行地域》
☑︎ 性的活動性が高い方
☑︎ ウイルス慢性肝炎患者
☑︎ 医療従事者
☑︎ 感染を拡大するおそれがある食品取扱業者
☑︎ 保育・介護従事者
☑︎ 血友病患者
☑︎ 麻薬乱用者
A型肝炎ワクチンの種類
A型肝炎には国産A型ワクチンと輸入A型肝炎のワクチンの2種類があります。効果持続時間や対象年齢、保障制度が異なります。
B型肝炎も合わせて予防したい方は輸入A型肝炎&B型肝炎混合がお勧めです。
当院では3種類のA型肝炎ワクチンの接種が可能です。
❶ 国産A型肝炎ワクチン(エイムゲン)
❷ 輸入A型肝炎ワクチン(Havrix)
❸ 輸入A型肝炎&B型肝炎混合ワクチン(Twinrix)
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国産A型肝炎ワクチン |
輸入A型肝炎ワクチン |
輸入A型肝炎&B型肝炎混合ワクチン |
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商品名 |
エイムゲン |
Havrix |
Twinrix |
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接種回数 |
3回(0、4週、5-6ヶ月) |
2回(初回、半年後) |
3回(0、4週間後、6ヶ月後) (至急接種:0、1週、3週、12ヶ月) |
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渡航までの接種回数 |
2回 |
1回 |
2回 |
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接種方法 |
皮下注射/筋肉注射 |
筋肉注射 |
筋肉注射 |
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抗体価持続時間 |
5年以上 |
10-20年 |
10-15年 |
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対象年齢 |
2ヶ月以上 |
16歳以上 |
16歳以上 |
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保障制度 |
予防接種健康被害救済制度 |
ワクチン輸入会社による補償制度 |
ワクチン輸入会社による補償制度 |
A型肝炎ワクチンの接種スケジュール
価格
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種類 |
国産A型肝炎 |
輸入A型肝炎 |
輸入A型肝炎& |
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価格 |
8,800円 |
16,000 円 |
17,600円 |
よくある質問
輸入ワクチンと国産ワクチンの違いは?
- 輸入ワクチンのほうが、国産ワクチンの約2倍の抗原量を含んでいるため、抗体が産生されやすく、免疫も長期間(約10-20年程度)持続します。
- 輸入ワクチンは渡航前の接種が1回のみであり、渡航までに時間がないかたにはおすすめです。
- 日本国内で承認されているワクチンは予防接種法、施行令によって健康被害に対する救済制度(予防接種健康被害救済制度)の対象となります。日本国内未承認ワクチン(輸入ワクチン)については救済制度の対象外であり、輸入代行業者による独自の補償制度に従うこととなります。
副反応はありますか?
副反応は、全身俗怠感(2.8%)、 局所の疼痛(1.6%)、 局所の発赤(1.0%)、発熱(0.6%)、 頭痛(0.5%)などが挙げられますが、軽く一時的なものがほとんどです。
渡航までにどのくらいの期間が必要ですか
国産A型肝炎ワクチン(エイムゲン)は、少なくとも2週間をあけて、渡航前に2回接種する必要があります。
輸入A型肝炎ワクチン(Havrix)は、1回接種のみで渡航可能です。
輸入A型/B型肝炎ワクチン(Twinrix)は、少なくとも2週間をあけて、渡航前に2回接種する必要があります。
3回目の接種は必要ですか?
複数回接種が必要なワクチンは、2回目、3回目の接種時期を守りましょう。明示されている時期に接種をすることで、抗体価を更に高めることができ、同時に持続期間も長くなります。2回まで接種を完了し、3回目を接種しないと抗体価は3回目の時期を境に減り始めます。
他のワクチンと一緒に接種できますか?
他のワクチンと同時に接種可能です
