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喘息吸入薬

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喘息吸入薬

 

喘息の吸入薬を一覧で整理しました。

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喘息吸入薬について

この記事の要点

喘息の吸入薬は、毎日使うコントローラーと発作時のリリーバーに分かれます。
デバイス(吸入器)ごとに吸い方が異なり、手技が効果を大きく左右します。
吸入後のうがいは、口腔カンジダや声がれを防ぐために大切です。

解説

エアロゾール

ディスカス

エリプタ

タービュヘラー

ブリーズヘラー

レスピマット

アレルゲン免疫療法

ダニアレルギー性鼻炎合併の軽症から中等症の喘息患者さんが良い対象です。 3-5年と長期間にわたる治療が必要ですが、原則症状を改善し、吸入ステロイド薬を減量できると報告されています。

アレルゲン免疫療法の詳細

喘息の吸入器の種類 — 「吸入薬」と「吸入器」は同じものです

どの吸入器になるかは、薬の種類と、吸う力・年齢・手の動きによって決まります。

「吸入器」と呼ばれているものは、薬とそれを吸い込むための容器が一体になったものです。薬だけを別に買うことはできず、薬ごとに容器の形が決まっています。

大きく3つの方式があります。どれが優れているというものではなく、その方に合うかどうかで選びます。吸う力が弱い方や高齢の方は加圧式、しっかり吸える方は粉末式が向いていることが多いです。

方式 どう出るか 代表的な容器 向いている方
加圧式(pMDI) ボタンを押すと霧が噴き出す エアゾール、レスピマット 吸う力が弱い方、高齢の方、小さなお子さん
粉末式(DPI) 自分で吸い込む力で粉が上がる ディスカス、エリプタ、タービュヘイラー、ブリーズヘラー しっかり吸える方
ネブライザー 機械で霧にして、マスクや吸い口から吸う 据え置き型の機器 乳幼児、発作で吸えないとき

当院では、処方のときに実物をお見せして、その場で吸っていただいて確認します。合わないと感じたら、同じ効き目で別の容器のものに変更できることがあります。

スペーサー(吸入補助具)を使うとき

加圧式の吸入器は、噴射と吸い込みのタイミングを合わせる必要があります。うまく合わないと、薬の多くが口の中やのどに残ってしまいます。

スペーサーは、噴射した薬をいったんためておく筒です。タイミングを合わせなくてよくなり、のどに残る量も減ります。小さなお子さんや高齢の方、噴射と同時に吸えない方に使います。

使ったあとは、ぬるま湯で洗って自然乾燥させます。拭くと静電気で薬がくっつくため、こすらずに乾かしてください。

ネブライザーは家に置いたほうがよいですか

多くの方には必要ありません。日常の管理は吸入器で十分で、ネブライザーが役に立つのは、発作で吸い込む力が落ちているときや、乳幼児で吸入器が使えないときです。

家庭用の機器を購入される前に、まずご相談ください。使う場面が限られるため、買ったものの使わないまま、ということが少なくありません。お子さんの状態によっては、貸し出しや購入をご案内することがあります。

吸ったあとのうがい — 忘れると声がれや口内炎の原因になります

ステロイドを含む吸入器を使ったあとは、必ずうがいをしてください。口やのどに残った薬が、声がれ(嗄声)や口の中のカンジダの原因になります。

うがいは2回に分けます。1回目は口の中でぶくぶく、2回目はのどでガラガラ。飲み込まずに吐き出してください。うがいができない場面では、水やお茶を飲むだけでもかなり違います。

声がれが続くとき、口の中が白くなったり痛むときは、うがいの方法か吸入器の種類を見直します。自己判断でやめずにご相談ください。

使用の注意点

❶使用後はうがいをしましょう

口腔内カンジダ、咽頭痛、嗄声(声がれ)予防のために吸入ステロイドの使用後にはうがいを行います。

❷息とめ

5秒を目安に息止めをします。 吸った直後に吐いてしまうとせっかく吸入した粒子が外に吐き出されてしまいます。

❸ ホー吸入

「ホー吸入」で舌を下げ、喉の奥を広げて大きく息を吸います。 薬剤が舌に当たって止まってしまわないように舌を下げて吸入します。

❹ 経鼻呼出療法

好酸球性副鼻腔炎は色のついた鼻水や鼻詰まり、味覚障害、鼻茸(鼻ポリープ)を生じる病気です。喘息と密着に関連しており喘息患者の約40-73%に副鼻腔炎が合併し多くが好酸球性副鼻腔炎であるとされています。同じ粘膜で繋がった関連疾患であり喘息をコントロールするためにも副鼻腔炎の治療が重要です。

口から吸入薬を肺に吸い込んだあと、吐くときは口からではなく鼻から静かに吐くことで、ステロイドが鼻腔の奥にある副鼻腔開口部周辺の炎症に効果が期待できます。

❺ 吸入補助具(スペーサー)

pMDIを効率的に吸入するための補助器具です。

エアロチャンバーPlus PARIボアテックス オプティチャンバーダイアモンド
アムコ 村中医療器 フィリップス・レスピロニクス
マスクサイズが大・中・小とあり小児 から大人まで対応ができる アルミニウム製のため、薬剤吸 着によるロスを抑えることが可能 マスク交換可能 柔らかい素材のマスクは顔の形にフィットする

テオフィリン

コントロールが不良な喘息患者さんにICS/LABAなどに追加をして使用します。

こんなときは早めに受診してください

次のような症状があるときは、様子を見ずにご相談ください。当院の診療時間外の場合は、救急外来の受診もご検討ください。

リリーバーの使用回数が増えてきた
吸入しても改善しない
夜間に目が覚めるほどの発作がある
TREATMENT

治療

喘息吸入薬

喘息の吸入薬を一覧で整理しました。

吸入薬の種類は?

吸入薬にはpMDIとDPIの2種類があります。 ご年齢や吸入をする力、使い勝手を確認しながらそれぞれに合った吸入薬を選んでいきます。

▷ 吸入する力が弱いお子様や高齢者(pMDI) ▷ 1日1回が良いかた(レリプタ) ▷ アルコールに過敏のかた(DPI) ▷ 残りの量がわかりやすいものがよい(エリプタ、ディスカス) ▷ 粉っぽさが苦手なかた(pMDI)

吸入前に容器をよく振る
当院で処方している吸入薬の一覧です。
吸入前に息を吐きすぎない
5秒以上かけてゆっくりと吸い込む
5秒を目安に息止めをする
うがいをする
吸入前に息を吐いておく
勢いよく吸い込む
5秒を目安に息止めをする
うがいをする
  pMDI DPI
利点 携帯しやすい 押すだけで使用が可能 スペーサーが使用できる 吸入を同期する必要がない 吸った実感がある
欠点 特に高齢者は吸入のタイミングが難しい 吸入の仕方で効果に差が出やすい 咳が悪化することがある (コールドフレオン現象) 粉っぽい 声がれが多い 吸入速度がある程度必要
吸入法 の違い ❶ 吸入前に容器をよく振る ❷ 吸入前に息を吐きすぎない ❸ 5秒以上かけてゆっくりと吸い込む ❹ 5秒を目安に息止めをする ❺ うがいをする ❶ 吸入前に息を吐いておく ❷ 勢いよく吸い込む ❸ 5秒を目安に息止めをする ❹ うがいをする

吸入薬の使い方は?

「吸入レッスン」 はお持ちのスマートフォンやパソコンから 吸入の使い方を3分程度の動画で確認出来ます

吸入レッスン

ロイコトリエン拮抗薬

喘息の悪化のリスクを40%減少することがわかっており、特にお子さんの軽症持続型の喘息には良い選択肢です。 吸入ステロイドに上乗せ効果があるとわかっており、吸入ステロイド(ICS)やICS/LABAに追加して使用します。

商品名 シングレア キプレス オノン
一般名 モンテルカスト プランルカスト
用法用量 10mg 1日1回眠前 225mg1日2回

当院での喘息吸入薬の診療

豊洲イーウェルクリニックでは、次のように診療しています。ご不安な点は診察時にお聞かせください。

実際に吸っていただき、その場で手技を確認します
吸う力や生活に合わせてデバイスを変更できます
効果が出ないときは、まず吸入手技と吸入回数を見直します

この吸入薬を使う病気

同じ吸入薬でも、対象となる病気によって使い方と目標が変わります。気管支喘息では、発作のない期間も毎日続けて気道の炎症を抑えます。咳喘息は喘鳴を伴わず咳だけが続くもので、吸入ステロイドがよく効きます。COPDでは気管支を広げるお薬(LAMA・LABA)が中心で、吸入ステロイドの位置づけが異なります。かぜのあとに咳だけが数週間残る感染後咳嗽でも、症状が強いときに吸入薬を使うことがあります。

効かないと感じたとき

まず吸入の手技と回数を見直しますが、それでも改善しないときは、喘息以外の原因が混ざっていることがあります。FeNO検査で気道の好酸球性炎症を数値で確認し、長引く咳の背景に逆流性食道炎や副鼻腔炎がないかも含めて考えます。吸入薬を最大量まで使っても発作を繰り返す場合は、重症喘息に対する注射薬(生物学的製剤)が選択肢になります。

COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。診察の内容や検査の項目によって変わります。

記載は3割負担の場合の目安です。このほかに処方箋料(約180円)とお薬代がかかります。診療内容により変わります。

FAQ

よくある質問

吸入薬はいつまで続けますか?
症状がなくても気道の炎症は続いているため、自己判断で中止せず、状態を見ながら段階的に調整します。
吸入のあとにうがいは必要ですか?
吸入ステロイドを使った後は、口の中のカンジダや声がれを防ぐためにうがいをします。
吸入器が使いにくいときは変更できますか?
吸う力や手技に合わせて種類を変更できます。使いにくさは効果に直結するので遠慮なくお伝えください。
発作のときの薬と毎日の薬は何が違いますか?
発作をしずめるリリーバーと、炎症を抑え続けるコントローラーでは役割が異なります。毎日使うのはコントローラーです。
正しく吸えているか確認できますか?
診察時に実際に吸っていただき、手技を確認します。効果が出ないときはまず吸入手技を見直します。
豊洲イーウェルクリニック
吸入がうまくできているか不安な方へ

診察時に実際の手技を確認します。合わないデバイスは変更できますのでご相談ください。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

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