アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは?
アレルギー性結膜炎はアレルゲンによっておこる結膜炎の総称です。
アレルギー性結膜炎は目に生じるさまざまなアレルギー疾患の総称です。5~7月ころからカモガヤ、秋のキク科のカナムグラなどの花粉が飛散するシーズンには、場所が近寄っているために同じアレルゲンで目と鼻に症状があらわれます。目のアレルギー疾患にはこのほかにアトピー性角結膜炎、春季カタル、巨大乳頭性結膜炎などの治療の難しい疾患も含まれています。学童期に多い春季カタルでは、視力低下や眼痛のために学校生活への支障、時には不登校になる場合もありますので、目に症状があらわれたら早めに眼科を受診しましょう。
アレルギー性結膜炎の原因は?
アレルギー性結膜炎の症状は?
☑︎ 眼のかゆみ
☑︎ 眼がごろごろする
☑︎ 充血
☑︎ 目やにがでる
☑︎ 涙がでる
アレルギー性結膜炎はどのように診断しますか?
❶ 問診による自覚症状の確認
❷ アレルギー検査
アレルギー性結膜炎どのように治療しますか?
❶ 目薬
抗アレルギー点眼(抗ヒスタミン薬)
抗ヒスタミン点眼液は、目のかゆみや充血を抑える作用があります。効果は比較的早く現れ、症状を和らげることができます。
コンタクトを常用しているか、1日4回点眼が出来るかによって選択します。
1日2回点眼が良い方
▷アレジオンLX点眼液0.1%がおすすめです。
コンタクトを常用する方で1日4回点眼でも気にならない方
▷ アレジオンLX点眼液0.05%がおすすめです。
コンタクトを使用しない、1日4回点眼でも気にならない方
▷効果の高いパタノール点眼液0.1%がおすすめです。
❷ ステロイド点眼薬もしくは軟膏
ステロイド点眼液は強く炎症を抑える作用があるため、目のかゆみや充血だけでなく、炎症が原因で起こる目の症状にも効果があります。抗ヒスタミン点眼液で効果が不十分な方には有効ですが、長期間使用すると眼圧の上昇や白内障の発症リスクがあるためプライマリケアでは症状が強い時にとどめます。
瞼や目の縁にもかゆみがあるときは、軟膏のタイプを使います。
症状が強いかた、長期的にステロイド点眼薬が必要な方は眼科を紹介させていただきます。
❷ 抗ヒスタミン薬内服
中等度以上の症状があるかた、アレルギー性鼻炎症状も伴う方が良い対象です。
生活上の注意点は?
眼に入る抗原の量を減らします
《室内ダニの除去》
ダニアレルギーの発症や症状を抑えるにはダニの死骸や糞などアレルゲンへの暴露を少しでも減らすことが大事です。
- 掃除機がけは、吸引部をゆっくりと動かし、1畳当たり30秒以上の時間をかけ、週に2回以上行う。
- 布張りのソファー、カーペット、畳はできるだけやめる。
- ベッドのマット、ふとん、枕にダニを通さないカバーをかける。
- ふとんは週に2回以上干す。困難なときは室内干しやふとん乾燥機で、ふとんの湿気を減らす。週に1回以上、掃除機をかける。
- 部屋の湿度を45%以下、室温を20~25℃に保つよう努力する。
- フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機をかける。
- シーツ、ふとんカバーは週に1回以上洗濯する。
《花粉の回避》
- 花粉情報に注意する。
- 飛散の多い時の外出を控える。外出時にマスク、メガネを使う。
- 表面がけばだった毛織物などのコー トの使用は避ける。
- 帰宅時,衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔, うがいをし、鼻をかむ。
- 飛散の多い時は窓、戸を開めておく。換気時の窓は小さく開け、短時間にとどめる。
- 飛散の多い時のふとんや洗濯物の外干しは避ける。
- 掃除を励行する。 特に窓際を念入りに掃除する。
- 防腐剤を含まない製剤や人工涙液で洗顔を行う。
《ペット(ネコ)抗原の回避》
- 屋外で飼い寝室に入れない。
- ペットとベットの飼育環境を清潔に保つ。
- 床のカーペットをやめ, フローリングにする。
- 通気をよくし、掃除を励行する。
- フローリングなどのホコリのたちやすい場所は,拭 き掃除をした後に掃除機をかける。
