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痩せているのに睡眠時無呼吸症候群?日本人に多い「顎・骨格タイプ」

[2026.02.09]

「太っていないのに、いびきがひどい」

「家族に呼吸が止まっていると言われた」

「日中眠くて集中できない」

睡眠時無呼吸症候群というと“肥満の人の病気”と思われがちですが、痩せている方でもSASになることがあります

特に日本人(東アジア)では、体重よりも 顎の大きさ・顔立ち(骨格) が関係しているケースが少なくありません。

実際日本人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんのうち3-4割はBMI25未満の正常体重であることが報告されています。

この記事では、痩せ型でも起こるSASの仕組みと、受診の目安をわかりやすく解説します。

そもそもSASは「のどの通り道が狭くなる病気」

SASは、寝ている間に のど(上気道)が狭くなったり塞がったりして、呼吸が止まる/浅くなる 状態です。

原因は大きく2つに分けて考えられます。

  • “中身”要因:脂肪やむくみで狭くなる(肥満、飲酒、むくみ、舌が大きいなど)

  • “器”要因:骨格の形でそもそも狭い(顎が小さい、下顎が後ろ、顔の奥行きが短いなど)

痩せ型SASは、後者の “器(骨格)”要因 が強いタイプが多いのが特徴です。

日本人に多い睡眠時無呼吸症候群のタイプは?

下あごが小さい/後ろに下がっている(下顎後退)

横顔で見ると、下あごが少し後ろに見えるタイプです。

寝ると筋肉がゆるみ、舌が後ろに落ち込みやすく、のどが狭くなります。

顔の奥行きが短い(気道のスペースが少ない)

日本人を含む東アジアでは、骨格の特徴として鼻〜のどの空間がもともと狭い方が一定数います。

小顔・細身でも首が短め

体格が小さくても、首周りの構造や筋肉のつき方で上気道が潰れやすいことがあります。

噛み合わせ・歯並び(下顎位置)が影響することも

噛み合わせや顎の位置関係によって、睡眠中に下顎が後方へ誘導されやすい場合があります。

SASを放置すると突然死のリスクも高まる

痩せ型睡眠時無呼吸症候群が見逃されやすい理由

  • 「太ってないから大丈夫」と本人も周囲も思い込みやすい

  • 健診で体重の指摘がないため、睡眠時無呼吸症候群を疑われにくい

こんな症状があれば「痩せ型でも睡眠時無呼吸症候群」を疑うサイン

家族が気づくサイン:

□ いびきが大きい

□ いびきが止まり、しばらくしてと再開する

□ 息苦しそう、あえぐ、寝汗が多い

本人が気づきやすいサイン:

□ 朝の頭痛、口の渇き、熟睡感がない

□ 日中の眠気・集中力低下

□ 夜間頻尿(夜にトイレで起きる)

□ 休みの日に寝だめしても回復しない

このようなサインがあれば、体重に関係なく検査で確認するのが確実です。

治療は「CPAPだけ」ではありません(タイプで選ぶ)

痩せ型の睡眠時無呼吸症候群でも、重症度によってはCPAPが必要になることがあります。

一方で、骨格タイプでは以下の選択肢が検討されることもあります。

  • マウスピース(口腔内装置):下顎を前に出し、気道を広げる

  • 鼻づまり治療:アレルギー性鼻炎などがあると悪化しやすい

  • 睡眠姿勢の工夫:仰向け回避で改善するケースも

  • 生活習慣調整:飲酒(特に寝る前)、睡眠不足の是正 など

受診の目安:痩せていても「呼吸停止」や「強い眠気」は要注意

次のいずれかがあれば、体型に関係なく受診をご検討ください。

  • 家族に「息が止まっている」と言われた

  • 日中の眠気が強く、仕事や運転が心配

  • 朝の頭痛・だるさが続く

  • いびきが毎晩あり、途中で止まることがある

まとめ:痩せ型でも睡眠時無呼吸症候群は起こります。

SASは「太っている人だけの病気」ではありません。

日本人では 顎・骨格の影響で“痩せ型でも起こる睡眠時無呼吸症候群があり、気づきにくい分、検査で確認する価値があります。

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