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ロシア渡航の予防接種

[2026.09.01]
RUSSIA

ロシア渡航の予防接種

ロシアでは初夏の森林地帯でダニ媒介脳炎が流行し、推奨される予防接種にも挙げられています。狂犬病の発生報告もあります。

豊洲駅 徒歩3分ダニ媒介脳炎初夏の森林
VACCINES

検討するワクチン

このコラムの要点

ロシアでは、A型肝炎、B型肝炎、破傷風(Tdap)、ダニ媒介性脳炎 が中心になります。
何を打つかは行き先の国よりも「どこに、どれだけ、どう滞在するか」で決まります。
狂犬病は渡航前3回で最低3週間、B型肝炎は標準で6か月かかります。ただし狂犬病には0日・7日の2回接種法もあり、日程が短くても受けられます。
個別のワクチンの詳しい説明は各ワクチンのページにまとめています。ここでは組み合わせと日程に絞ります。
ロシアを含む東欧全体の推奨ワクチン一覧と価格は、地域ページに推奨度つきでまとめています。

ロシア渡航で検討する予防接種(ワクチン)

◎は多くの渡航者に検討をおすすめするもの、○は滞在期間や行き先によって検討するもの、△は条件が限られるものです。最終的な要否は診察で判断します。

ワクチンおすすめ度どんな方に
A型肝炎◎全渡航者。A型肝炎の報告があります
B型肝炎◎長期滞在、医療行為を受ける可能性がある方
破傷風(Tdap)◎10年以上追加接種していない方
ダニ媒介性脳炎◎初夏に森林地帯へ行く方。推奨接種に挙げられています
狂犬病○野犬・猫の狂犬病が毎年報告されています
麻疹・風疹○2回接種の記録がない方

狂犬病は日程が短くても受けられます。標準は全4回で渡航前に3回(最低3週間)ですが、WHO・米国CDCが承認した0日・7日の2回接種法があり、当院では短期滞在の方や4回目の接種が難しい方におすすめしています。海外在住が長期にわたる予定の方には3回目をおすすめします。

POINTS

滞在の仕方で変わります

東欧全体で検討するワクチンを見る

ロシアだけでなく、東欧の周辺国へも行かれる場合は、地域ページに推奨度(◎○△)・製剤名・接種回数・価格を一覧にしています。

ダニ媒介脳炎は推奨接種に入っています

ロシアでは初夏には森林地帯を中心にダニ媒介脳炎が流行し、推奨される予防接種にダニ媒介脳炎が挙げられています。渡航先が限られる、めずらしいワクチンです。

当院ではタイコバック(国産・全4回)を取り扱っています。回数がかかるため、行程が決まったら早めにご相談ください。

狂犬病は毎年報告されています

ロシア国内では、毎年、狂犬病の野犬、猫などが報告され、人の狂犬病発症も数例ですが報告されています。動物に接触する可能性があるなら検討してください。

黄熱の証明書は要りません

ロシアでは黄熱流行国から入国する際も、黄熱の国際予防接種証明書は必要ありません。

SCHEDULE

日程と当院について

出発までの日数から逆算します

日程が厳しい場合でも、打てるものから優先順位をつけてご提案します。

出発までの期間接種の目安
3か月以上必要なワクチンを標準の間隔で、余裕をもって接種できます
1〜2か月狂犬病の3回接種やA型肝炎の2回接種まで組めます
3〜4週間狂犬病の3回接種がぎりぎり間に合います。A型肝炎は輸入なら1回で渡航できます
1週間以内1回で終えられるものを優先します。複数を同じ日にまとめて接種できます

接種後に発熱や倦怠感が出ることがあるため、できれば出発の2〜3日前までに終えることをおすすめします。

当院のトラベル外来について

当院では平日・土日ともに渡航ワクチンの接種を行っています。複数のワクチンを同じ日にまとめて接種することもできます。

留学やビザの申請に必要な英文の証明書(11,000円・税込)も発行しており、母子健康手帳や他院での接種記録もあわせて記載できます。

渡航ワクチンの接種は自由診療(保険適用外)です。接種の可否は医師の診察のうえで判断します。副作用として、接種部位の痛み・腫れ・赤み、発熱、倦怠感などが起こることがあります。

入国時に求められる証明書の要件は変わることがあります。渡航前に厚生労働省検疫所(FORTH)や渡航先の在日大使館で最新の情報をご確認ください。

豊洲イーウェルクリニック
出発が決まったら、早めにご相談ください

初夏に森林地帯へ行く行程なら、回数のかかるダニ媒介脳炎を早めにご相談ください。回数が必要なワクチンほど、日程の余裕が結果を左右します。豊洲駅から徒歩3分、土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 厚生労働省検疫所 FORTH

本ページは一般的な情報提供を目的としています。入国時の要件や医薬品の情報は変わることがあるため、渡航前・受診前に最新の情報をご確認ください。診断と治療方針は診察のうえで判断します。

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック)

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

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