メニュー

陥入爪・巻き爪

INGROWN

陥入爪・嵌入爪爪が食い込んで痛いとき

 

爪の角が皮膚に刺さって、赤く腫れる・じくじくする・盛り上がった肉(肉芽)ができる。これが陥入爪です。まず炎症を落ち着けます。保険診療で対応できます。

豊洲駅 徒歩3分保険診療で対応当日処置できます
ABOUT

陥入爪(嵌入爪)について

この記事の要点

陥入爪(嵌入爪)は、爪の角が皮膚に刺さって炎症を起こしている状態です。
盛り上がった肉(肉芽)ができると出血しやすく、痛みも強くなります。
液体窒素・コットンパッキング・ガター法などで対応します。いずれも保険診療です。

陥入爪とは(嵌入爪とは)— 爪の角が皮膚に刺さった状態

陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の角が尖って皮膚や皮下の組織に刺さっている状態をいいます。「嵌入爪」と書くこともあり、どちらも同じものを指します。足の親指(第1趾)に多くみられます。

食い込んだ爪の先で皮膚が傷つき、そこに炎症が起きて赤く腫れます。押すと爪の角が刺さって強く痛みます。

傷口から細菌が入ると化膿することがあります。じくじくして汁が出る、においがする、というときは感染を起こしています。

肉芽(にくげ)ができるのはなぜですか

爪が刺さった刺激が続くと、その部分に赤く盛り上がった柔らかい肉のかたまりができます。これを肉芽(にくげ・にくがしゅ)といいます。

傷を治そうとして新しい組織が過剰に作られたもので、血管が多いためわずかな刺激でも出血します。靴下に血がつく、というのはこの状態です。

肉芽ができると、それ自体が爪を圧迫してさらに刺さりやすくなります。刺さる→肉芽ができる→もっと刺さるという悪循環になるため、この輪を断つことが治療の目的になります。

陥入爪と巻き爪の違い

よく混同されますが、この2つは別のものです。

陥入爪炎症の問題です。爪の角が皮膚に刺さって、赤く腫れる・肉芽ができる。まず炎症を落ち着ける処置が必要で、保険診療で行います。

巻き爪形の問題です。爪そのものが横に強く巻き込んでいる状態で、ワイヤーで形を戻していく矯正が向いています。矯正は自由診療です。

この2つは重なって起こることもあります。その場合は炎症を落ち着けてから矯正に移ります。順序が逆になると、ワイヤーが痛みの原因になってしまうためです。

  陥入爪(嵌入爪) 巻き爪
どんな状態 爪の角が皮膚に刺さっている 爪そのものが横に巻き込んでいる
主な症状 赤く腫れる、じくじくする、肉芽ができる 爪が皮膚に当たって痛む。痛みが出ないこともある
まずすること 炎症を落ち着ける処置 ワイヤーで形を戻す矯正
保険 保険診療 矯正は自由診療

陥入爪の原因

多くは、次のいくつかが重なって起こります。

深爪。いちばん多い原因です。端を短く切りすぎると、伸びてきた爪が皮膚に刺さります
爪の角を落とす切り方。丸く切ると角が皮膚の下に潜り込みます
靴が合っていない。つま先が細い靴、大きすぎる靴、ヒール
スポーツや立ち仕事で、つま先に繰り返し力がかかる
足の変形(外反母趾など)や、足の形と靴の不一致
爪白癬(爪水虫)で爪が厚く変形している

こんなときは早めに受診してください

次のようなときは、様子を見ずにご相談ください。

ずきずきする痛みで眠れない
膿が出ている、においがある
赤みが指の付け根まで広がってきた
発熱をともなう
糖尿病や血流の悪さを指摘されている(足の感染は重くなりやすいためです)
EXAMINATION

診察でみること

診察 — その日のうちに方針が決まります

爪の刺さり方、肉芽の大きさ、炎症の広がり、化膿の有無を確認します。爪そのものが巻いているかどうかも同時にみます。

爪白癬(爪水虫)が隠れていないかも確かめます。爪が厚く濁っている場合は、顕微鏡で真菌を調べることがあります。爪水虫があると爪が変形し、陥入爪をくり返す原因になります。

糖尿病や末梢の血流障害がある方では、小さな傷でも治りにくく重くなりやすいため、処置の内容を慎重に選びます。

TREATMENT

陥入爪の治療

治療の考え方 — まず刺さるのを止めます

爪と皮膚が当たらないようにして、炎症が引くのを待つのが基本です。爪を抜く必要があることはあまりありません。

状態に合わせて、次の方法を組み合わせます。どれも外来でその日にできる処置です。

肉芽の液体窒素治療

盛り上がった肉芽に液体窒素を当てて凍結させ、組織を縮ませていく方法です。小さな肉芽が良い対象になります。

痛みについて。当てている数秒間はしみるような痛みがあり、そのあと数時間ほどじんじんすることがあります。「肉芽 液体窒素 痛い」と調べて来られる方が多いのですが、麻酔なしで受けられる程度とお考えください。当てる時間と回数は、痛みの出かたを見ながら調整します。

1回で終わることは少なく、1〜2週間ごとに数回くり返して縮めていきます。

処置のあとは水ぶくれや黒いかさぶたになることがあります。そのまま乾かして構いません。

コットンパッキング

爪の角を軽く持ち上げながら、爪と皮膚のあいだに小さく丸めた綿を差し込む方法です。爪が直接当たらなくなるため、痛みがすぐに軽くなります。

軽度から中等度の肉芽がある方に向いています。処置に痛みはほとんどありません。

入浴後など、綿が湿ったら交換していただきます。当院で入れ方をお伝えしますので、ご自宅で続けられます。

ガター法(チューブ法)

爪の縁に柔らかいシリコンのチューブをかぶせて、爪の角が皮膚に当たらないようにする方法です。樋(とい)のような形になるため、ガター法と呼ばれます。

刺さっている部分をしっかり覆えるため、コットンでは足りないときに選びます。装着したまま入浴もできます。

テーピング

テープで皮膚を爪から引き離しておく、いちばん簡単な方法です。肉芽がまだ小さいときや、ほかの処置とあわせて再発を防ぐ目的で使います。

爪の脇の皮膚にテープを貼り、指の腹側へ斜めに引っ張って留めます。貼り方は診察でお伝えします。

化膿しているとき

膿がたまっている、赤みが広がっている、といったときは抗菌薬を使います。必要に応じて膿を出す処置を行います。

爪を全部抜くことは、原則として行いません。抜いても爪はまた同じ形で生えてくるため、根本の解決にならないことが多いためです。

爪の形そのものが巻いているとき

炎症が落ち着いたあと、爪そのものが強く巻いている場合は、ワイヤーによる矯正をご案内できます。巻き爪マイスターとVHOの2つを扱っています。

こちらは自由診療になります。費用と通院の目安は、専用のページにまとめています。

再発を防ぐために — 爪の切り方

処置で痛みが取れても、切り方が変わらなければ再発します。ここがいちばん大切なところです。

足の爪は指先と同じくらいの長さに揃え、全体をやや丸みのある四角形に整えます(スクエアオフ)。

爪切りで端から端までまっすぐに切り、両端の角をほんの少しだけ落とします
角を深く落とさないでください。伸びてきた爪が皮膚に潜り込みます
一度に大きく切ろうとせず、刃先で少しずつ切ります
切り残しはトゲになって皮膚を傷つけるため、最後まで丁寧に
靴はつま先にゆとりのあるものを。靴ひもは履くたびに結び直します

豊洲で陥入爪の処置を受けるには

当院は豊洲駅から徒歩3分、皮膚科・内科・アレルギー科を標榜しています。土日も診療しています。

陥入爪の処置はその日のうちに行えます。痛みが強いときは、まず当たっている部分を離すところから始めます。

爪白癬の検査、巻き爪の矯正まで一か所で対応できます。

COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。陥入爪の診察と処置は保険診療で行います。

処置の内容によって金額は変わります。お薬代は別に薬局でお支払いいただきます。巻き爪の矯正(巻き爪マイスター・VHO)は自由診療で、1か所13,000円(税込)と自由診療初診料1,100円(税込)がかかります。保険診療と自由診療を同じ日に行うことはできないため、日を分けてご案内することがあります。

FAQ

よくある質問

爪は抜かないといけませんか
原則として抜きません。抜いても同じ形の爪が生えてくることが多く、根本の解決にならないためです。まず当たっている部分を離す処置から始めます。
肉芽の液体窒素は痛いですか
当てている数秒間はしみるような痛みがあり、そのあと数時間じんじんすることがあります。麻酔なしで受けられる程度です。当てる時間は痛みを見ながら調整します。
何回くらい通いますか
肉芽の液体窒素は1〜2週間ごとに数回が目安です。コットンパッキングやガター法は、ご自宅で続けていただきながら経過をみます。
当日処置してもらえますか
できます。痛みが強いときは、その場で当たっている部分を離す処置から始めます。
保険は使えますか
陥入爪の診察と処置は保険診療です。爪の形を戻すワイヤー矯正(巻き爪マイスター・VHO)のみ自由診療になります。
自分で切って角を取ってもいいですか
おすすめしません。刺さっている角を切り取ると一時的に楽になりますが、伸びてきた爪がさらに深く刺さり、くり返す原因になります。
子どもでも受けられますか
受けられます。お子さんの陥入爪は深爪が原因のことが多く、テーピングやコットンで対応できることがほとんどです。
豊洲イーウェルクリニック
爪が食い込んで痛いときはご相談ください

当たっている部分を離す処置は、その日のうちにできます。肉芽の処置から、爪の切り方の見直し、形が巻いている場合の矯正まで一か所で対応できます。江東区豊洲、有楽町線豊洲駅から徒歩3分。土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」

本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断と治療方針は診察のうえで判断します。

監修医師 石川 浩雅(豊洲イーウェルクリニック

本ページの内容は、上記の医師が監修しています。

監修記事一覧

2006年 国立国際医療センター 初期研修、2008年 同センター 後期研修。2011年 東京医科歯科大学 医療経営政策学。第一生命保険株式会社、株式会社Linc'well/クリニックフォア、医療法人社団シンシアエージェンシーを経て、2025年11月 東京都江東区豊洲に「豊洲イーウェルクリニック」開院。内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、小児から泌尿器科領域まで幅広く診療しています。渡航ワクチンの接種にも対応しています。日本渡航医学会、日本旅行医学会、日本内科学会、日本アレルギー学会、日本産業衛生学会 所属。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME

ご質問にお答えします