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眼瞼炎

EYELID

眼瞼炎まぶたの縁が赤い、かゆい

まぶたの縁が赤い、かゆい、朝に目やにでまつげが固まる。まつげの根元に白いフケのようなものがつく。眼瞼炎は見た目が似ていても、細菌によるもの、皮脂によるもの、マイボーム腺のつまり、化粧品などによるかぶれと原因が分かれます。原因ごとに手当てが変わるため、市販の目薬だけでは長引くことがあります。江東区豊洲、豊洲駅から徒歩3分。土日も診療しています。

豊洲駅 徒歩3分原因ごとに手当てが変わります温め方・洗い方から
ABOUT

眼瞼炎について

急いでいる方へ — よくある4つの疑問

まぶたの症状について、とくに多くいただくご質問に先に結論をまとめます。

「ものもらいですか」→ 違います。ものもらい(麦粒腫)はまぶたの一部が限局して赤く腫れ、押すと痛みます。眼瞼炎はまぶたの縁全体に沿って赤みやかゆみが広がります。
「市販の目薬でよくなりますか」→ 目薬は目の表面に届くもので、まぶたの縁の皮膚には十分に効きません。原因によっては、含まれる成分でかえってかぶれることもあります。
「まぶたをこすってもいいですか」→ こすらないでください。皮膚が薄い場所で、こするほど厚くごわつき、色素沈着が残ります。かゆみが強いときは冷やしてください。
「何科ですか」→ まぶたの皮膚の症状なら皮膚科、目の中の症状(見えにくい、目が痛い、充血が強い)があれば眼科です。当院で診察し、必要と判断すれば眼科へご紹介します。

眼瞼炎とは — 眼瞼皮膚炎・眼瞼縁炎との違い

眼瞼炎は、まぶたの縁(まつげの生えぎわ)に起こる炎症です。赤み、かゆみ、はれ、目やに、まつげの根元のかさぶたやフケのようなものといった症状が出ます。

まぶたの皮膚は体のなかでもっとも薄く、刺激に弱い場所です。そのため、化粧品や洗顔料、点眼薬といった外からの刺激で症状が出やすく、また治りにくい部位でもあります。

眼瞼炎の原因 — アレルギー性眼瞼炎やかぶれなど、いくつかに分かれます

原因ごとに手当てが変わるため、まず何によるものかを見きわめます。

原因 特徴
細菌性(ブドウ球菌など) まつげの根元にかさぶたがつく。まつげが抜けることがある
脂漏性 まつげの根元に脂っぽいフケがつく。頭皮や小鼻にも同じような症状があることが多い
マイボーム腺機能不全 まぶたの縁に細かいぶつぶつ。目の乾き、ごろごろ感を伴う
かぶれ(接触皮膚炎) アイメイク、まつげエクステの接着剤、洗顔料、点眼薬などのあと。かゆみが強い
アトピー性皮膚炎に伴うもの まぶた以外にも湿疹がある。皮膚が厚くごわつき、色素沈着を伴う

見逃したくない症状

次にあてはまる場合は、まぶただけの問題ではない可能性があります。早めに受診してください。

見えにくい、ものがかすむ、二重に見える
目そのものが痛む、強い充血がある
まぶたが急激に大きく腫れて、目が開けにくい
発熱を伴う、腫れが頬や額へ広がる
片方だけ、まぶたが下がってきた
EXAM

診断と検査

診察で確かめること

問診と視診で、原因の見当をつけます。

いつから、どちらのまぶたか、左右差はあるか
アイメイク、まつげエクステ、洗顔料、点眼薬、目薬の使用歴
頭皮や小鼻のフケ、体の湿疹、花粉症やアレルギーの有無
コンタクトレンズの使用と種類
目の症状(乾き、ごろごろ感、見えにくさ)の有無

当院で行う検査

必要に応じて次を行います。

細菌・真菌の培養検査 — かさぶたや目やにが多いとき、原因菌を確かめます。結果は後日です。
パッチテスト — 化粧品や接着剤によるかぶれが疑われ、原因を特定したいときに行います。
血液検査 — アトピー性皮膚炎やアレルギーの関与を調べるときに行います。

眼科へご紹介する場合

目の表面や中に症状が及んでいる場合、まぶたの皮膚だけを診ていては解決しません。次のような場合は眼科へご紹介します。

当院で皮膚の治療を続けながら、眼科と並行して診ていただくこともできます。

見えにくさ、目の痛み、強い充血がある
角膜(黒目)に傷がついている可能性がある
マイボーム腺のつまりが強く、専門的な処置が必要と考えられる
点眼薬の調整が必要と考えられる
TREATMENT

治療とセルフケア

眼瞼炎の治療 — まぶたにステロイドを使うとき、原因ごとに薬が変わります

まぶたは皮膚が薄く、強いステロイドを長く使うと皮膚が薄くなる、眼圧が上がるといった影響が出ることがあります。強さと期間は必ず医師が調整します。

自己判断で手もとの塗り薬を使うと、原因によっては悪化します。

原因 主な治療
細菌性 抗菌薬の眼軟膏。まつげの根元の清潔を保ちます
脂漏性 抗真菌薬の外用。頭皮の脂漏性皮膚炎があれば、そちらも一緒に治療します
マイボーム腺機能不全 温罨法(温める)とまぶたの清拭。必要に応じて眼科と連携します
かぶれ 原因を止めることが第一です。そのうえで、まぶた用に弱めのステロイド外用を短期間
アトピー性皮膚炎に伴うもの 保湿を土台に、部位に合った強さの外用薬。まぶた専用の弱いものを選びます

温めることと、洗うこと

マイボーム腺のつまりが関わる場合、まぶたを温めることで詰まった脂がやわらかくなり、流れやすくなります。

蒸しタオルなどで、まぶたを閉じたうえから5分ほど温めます。熱すぎるものは使わないでください。

そのあと、まつげの生えぎわを、薄めた低刺激の洗浄剤や専用の清拭綿でやさしくぬぐいます。こすらず、なでるように行ってください。毎日続けることに意味があります。

やめていただきたいこと

次のことは、眼瞼炎を長引かせます。

こすったり、かいたりする — 皮膚が厚くごわつき、色素沈着が残ります
症状が出ているあいだのアイメイク、まつげエクステ — 原因であることが少なくありません
手もとにある体用のステロイド軟膏を、まぶたに使う — 強すぎることがあります
市販の目薬を漫然と使い続ける — 防腐剤でかぶれることがあります

くり返すとき

眼瞼炎は、原因を取り除かないとくり返します。とくに多いのは、化粧品やまつげエクステを再開したとたんに戻るというパターンです。

脂漏性のものは体質が関わるため、よくなったあとも週に数回の洗浄を続けると起こりにくくなります。

何度もくり返す場合は、パッチテストで原因をはっきりさせることをおすすめします。

PRICE

費用の目安

保険診療です。3割負担の方の目安を示します。

2026年8月時点の診療報酬にもとづく目安です。はじめて受診され、検査を行わずに塗り薬を処方した場合、窓口でのお支払いはおおむね1,050円です(初診料と処方箋料の合計を3割負担で計算)。おくすり代は調剤薬局でのお支払いとなり、別途かかります。パッチテストを行う場合の費用は、貼る種類の数によって変わります。

FAQ

よくある質問

眼瞼炎は何科を受診すればよいですか+
まぶたの皮膚の症状であれば皮膚科です。当院は内科・皮膚科・アレルギー科・泌尿器科を標ぼうしており、土日も診療しています。見えにくい、目そのものが痛む、強い充血があるといった目の症状を伴う場合は眼科が適しています。当院で診察のうえ、必要と判断すれば眼科へご紹介します。
ものもらいとの違いは何ですか+
ものもらい(麦粒腫)は、まぶたの一部が限局して赤く腫れ、押すと痛むものです。眼瞼炎はまぶたの縁に沿って赤みやかゆみが広がります。両方が同時に起こることもあります。
市販の目薬でよくなりますか+
目薬は目の表面に届くもので、まぶたの縁の皮膚には十分に届きません。また、防腐剤や成分によってかぶれ、かえって症状が長引くことがあります。原因を確かめたうえで、まぶたに適した薬を選ぶことをおすすめします。
アイメイクはいつから再開できますか+
赤みとかゆみがおさまるまでは控えてください。再開する際は、まずアイシャドウなど皮膚から離れたものから試し、アイライナーやマスカラのように縁に触れるものは最後にしてください。同じ製品で再発する場合は、その製品が原因である可能性があります。
まつげエクステが原因のことはありますか+
あります。接着剤に含まれる成分によるかぶれは少なくありません。施術のあとから症状が出た場合は、まず外していただくことをご検討ください。原因をはっきりさせたい場合はパッチテストという方法があります。
まぶたにステロイドを塗って大丈夫ですか+
医師が処方したものであれば大丈夫です。ただし、まぶたは皮膚が薄いため、体用の強いステロイドを自己判断で使うと、皮膚が薄くなる、眼圧が上がるといった影響が出ることがあります。必ず、まぶた用に強さと期間を調整したものをお使いください。
温めるのと冷やすのは、どちらがよいですか+
目的が違います。マイボーム腺のつまりをほぐすには温めます。かゆみが強いときは冷やすと楽になります。赤く腫れて熱を持っているときに温めると悪化することがありますので、診察時にどちらが適しているかご説明します。
うつりますか+
眼瞼炎そのものは基本的にうつりません。ただし、原因が細菌やウイルスの感染である場合、目やにを介して広がることがあります。タオルは分け、目をさわったら手を洗ってください。
コンタクトレンズは続けられますか+
症状が強いあいだは、できれば眼鏡に切り替えてください。まぶたの縁の炎症は目の表面の状態にも影響します。再開の時期は診察でご相談ください。
どのくらいで治りますか+
原因によります。かぶれであれば、原因を止めて1〜2週間で落ち着くことが多いです。脂漏性やマイボーム腺機能不全は体質が関わるため、よくなったあとも日々の洗浄を続けていただくことでくり返しにくくなります。
豊洲イーウェルクリニック
こすらずに、ご相談ください

まぶたは体のなかでもっとも皮膚が薄く、こするほど厚くごわつき、色素沈着が残ります。眼瞼炎は原因によって手当てが変わり、市販の目薬だけでは長引くことがあります。目の症状を伴う場合は眼科へご紹介します。豊洲駅から徒歩3分、土日も診療しています。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 日本皮膚科学会

本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断と治療方針は診察のうえで判断します。

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