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医薬品・医療機器によるかぶれ

点眼薬

《特徴》

目の回り(特に上下まぶたの内側)に湿疹が出来ます。目の充血を伴うこともあります。

《原因アレルゲン》

緑内障治療薬(約60%)、抗アレルギー薬(約20%)が主な原因です。

緑内障治療薬

リパスジル塩酸塩水和物
ドルゾラミド塩酸塩

防腐剤

ベンザルコニウム塩化物

散瞳薬

フエ二レフリン塩酸

トロピカミド

抗アレルギー薬

ケトチフェンフマル酸塩

《代替品と生活の注意点》

  • 今後はアレルギー反応が陽性となった成分を含まない点眼薬を用いるようにします。
  • 薬液を使いすぎたり、点眼後に適切にふき取っていないことが原因の一つとなるため適切に点眼を行うように心がけましょう

にきび治療薬

《特徴》

にきび薬を使用した場所(顔、背中、胸)に湿疹が出現します。
過酸化ベンゾイル(ベピオ)は開始1〜3週間後に発症をすることが多いですが、長期使用後や中断後に再開する際にもかぶれがおこる可能性があります。

《原因アレルゲン》

過酸化ベンゾイルが最多の原因です。
アダパレン、、イブプロフェンピコノール、主剤以外の添加物も原因となります。
アダパレンやナジフロキサン・オゼノキサシンのアレルギーは稀です。

主薬

過酸化ベンゾイル

配合抗生物質

クリンダマイシンリン酸エステル

ざ瘡治療薬の成分

商品名

主成分

主な添加物

ベピオ

過酸化ベンゾイル

1,3-ブチレングリコール

グリセリン

ディフェリン

アダパレン

プロピレンングリコール
パラオキシ安息香酸メチル

デュアック

過酸化ベンゾイル
クリンダマイシン酸エステル

濃グリセリン

エピデュオ

過酸化ベンゾイル
アダパレン

グリセリン
プロピレンングリコール

ダラシンTゲル

クリンダマイシン酸エステル

アラントイン
パラオキシ安息香酸メチル
プロピレンングリコール
マクロゴール400

アクアチム
クリーム

ナジフロキサシン

ステアリルアルコール
ステノール

ポリオキシエチレンセチルエーテル

濃グリセリン

ゼビアックスローション

オゼノキサシン

1,3-ブチレングリコール

《代替品と生活の注意点》

  • 原因となったニキビ治療薬は使用をしない
  • 以前に過酸化ベンゾイルの使用歴があり、中断後に使用を再開する場合は数日は称範囲にとどめて副作用がないか確認を行います。
  • クリンダマイシンにアレルギーがある場合は他の抗菌薬(アクアチム、ゼビアックス)を使用します。

ステロイド薬

《特徴》

主薬のステロイドより、基剤や配合剤の抗生物質が原因でかぶれが起こることが多いことが分かっています。長期的にステロイド外用薬が必要なアトピー性皮膚炎の患者では10%にステロイド外用薬による接触性皮膚炎がみとめられたとの報告もあります。

《原因アレルゲン》

主薬

ヒドロコルチゾン酪酸エステル
ベタメタゾン吉草酸エステル
クロベタゾールプロピオン酸エステル

配合抗生物質

フラジオマイシン硫酸塩(最多)
ゲンタマイシン硫酸塩

添加物

ラノリンアルコール
パラベン

プロピレングリコール

ステロイドの分類

商品名

主成分(製品名)

グループA

ヒドロコルチゾン(エキザルベ、テラ・コートリル)
プレドニゾロン(プレドニン)

グループB

フルオシノニド(トプシム)
フルオシノロンアセトニド(フルコート)

グループC

デキサメタゾン(グリメサゾン)

グループD1

デプロドンプロピオン酸エステル(エクラー)

クロベタゾールプロピオン酸エステル(デルモベート)
べ夕メタゾン吉草酸エステル(リンデ口ンーV)
ジフルコルトン吉草酸エステル(ネリゾナ)

べ夕メ夕ゾン酪酸プ口ピオン酸工ステル(アンテべート)

デキサメ夕ゾンプ口ピオン酸エステル(メサデルム)

アルクロメ夕ゾンプロピオン酸エステル(アルメ夕)

モメタゾンフラン力ルボン酸エステル(フルメ夕) 

ジフ口ラゾン酢酸工ステル(ダイアコ一ト)

グループD2

ヒド口コルチゾン酪酸エステル(ロコイド)

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸工ステル(リドメックス)

ジフルプレドナ一ト(マイザ一) 

《代替品と生活の注意点》

  • ステロイドへの接触性皮膚炎では同じ系統・分類のステロイドは交差アレルギーを起こす可能性があります。
  • 基剤や添加物はジェネリック、先発品で異なるため注意が必要です。

抗真菌薬

《特徴》

足白癬に対して治療を行う場合には足の趾の間や足の甲に湿疹が出現します。
爪外用薬によるかぶれでは爪の周りに湿疹が生じます。

《原因アレルゲン》

エフィナコナゾールが最多で、ラノコナゾール、ルリコナゾール、テルビナフィン塩酸塩などが原因となります。

抗真菌薬の分類

イミダゾール系

オキシコナゾール硝酸塩

ビホナゾール

ケトコナゾール

ラノコナゾール
ルリコナゾール

オキナゾール

マイコスポール

ニゾラール

アスタット

ルリコン/ルコナック

トリアゾール系

エフィナコナゾール

クレナフィン

チオカルアメート系

リラなフタート

ゼフナート

ベンジルアミン系

ブテナフィン塩酸塩

メンタックス

モルホリン系

アモロルフィン塩酸塩

ペキロン

アリルアミン系

テルビナフィン塩酸塩

ラミシール

《代替品と生活の注意点》

  • 系列の異なる抗真菌薬を選択します。
  • イミダゾール系とトリアゾール系抗真菌薬は交差反応を起こすことがあります。
  • 市販薬にはクロタミトン、ジブカイン塩酸塩、ジフェンヒドラミンなどアレルゲンとなる可能性のある成分が多く含まれています。市販薬で2週間たってもみずむしが改善しない場合や治療をすることで悪化した場合は皮膚科を受診しましょう。

抗菌薬

《特徴》

外用した傷の治りが遅かったり、傷の周りに痒み、赤さ、丘疹となります。

《原因アレルゲン》

主要なアレルゲンはアミノグリコシド系抗菌薬のフラジオマイシン硫酸塩(硫酸ネオマイシン)およびゲンタマイシン硫酸塩、クロラムフェニコールなど

《代替品と生活の注意点》

  • アレルギー反応が陽性となった系統の薬は内服も含めてしないようにしましょう。
  • 創部の感染予防については水道水と石鹸で洗浄を十分に行い、ほかの治癒促進薬やドレッシング材を活用します。

湿布

《特徴》

湿布に一致して、主に四角形に湿疹がでます。ケトプロフェン(モーラス)に感作してから紫外線を照射することで発症する光アレルギー性接触性皮膚炎や重症例では全身に湿疹が広がることもあります。

関節痛を起こしやすい腰、肩、肘、手、ひざ、足関節に好発します。

ケトプロフェン湿布薬は紫外線の影響を受けやすい手足関節、前腕に生じます。

《原因アレルゲン》

主薬

インドメタシン(インドシン)
フェルビナク(セルタッチ)
ケトプロフェン(モーラス・ミルタックス)

ジクロフェナク(ボルタレン)

ロキソプロフェン(ロキソニン)

抗ヒスタミン剤

クロタミトン

冷感刺激剤

l-メントール

防腐剤

イソプロピルメチルフェノール

粘着付与樹脂

エステルガム、ロジン

《代替品と生活の注意点》

  • 陽性となった湿布は今後使わないようにします。
  • 同一成分を服用している場合は内服も中止します。
  • ケトプロフェンによる光アレルギー性接触皮膚炎では皮膚の中に長期間薬剤が留まるため、治療後も数ヶ月は遮光が必要です。

消毒薬

《特徴》

消毒を行った場所が消毒後数日経ってからかぶれが生じます。

《原因アレルゲン》

医療用消毒薬

・ベンザルコニウム塩酸塩

・クロルヘキシジングルコン酸塩

・ポビドンヨード(術前消毒を1回行った後,1〜3日後に術前の消毒範囲より外方に出現)

・オラネキシジン(術前消毒を1回行った後,6〜10日前後で出現する消毒範囲に一致して出現)

市販消毒薬

ジブカイン塩酸塩(消毒薬)

クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン薬)

ナファゾリン(血管収縮薬)
イソプロピルメチルフェノール(防腐剤)

《代替品と生活の注意点》

  • 傷への感染対策で重要なのは石鹸を用いて洗浄を行うことです。消毒薬の無用な使用を避けましょう。
  • 消毒薬が配合された医薬品があるため、消毒薬アレルギーがあるかたは意思に伝えましょう。
  • 市販薬では眼科用薬、鼻炎用点鼻薬、、水虫用薬、沈痛、かゆみ止め

抗炎症薬などには消毒薬が配合されている製品があります。

医療用手袋

《特徴》

手の甲や手関節に赤みや強い痒みがでます。繰り返すことで苔癬化や色素沈着を来します。

重症化すると前腕や上腕にまで広がります。

休暇など装着をしていない期間には湿疹が改善します。

《原因アレルゲン》

主なアレルゲンはゴム製品の加硫促進剤です。

  • カルバミックス
  • ジメルカプロールとミックス
  • チウラムミックス
  • チオウレア類

《代替品と生活の注意点》

  • 原因となったアレルゲンを使用しないようにします。
  • 現在使用可能な製品でも今後アレルギーを発症する可能性があります。症状が出現した場合は医療機関を受診しましょう。新たな感作を予防するためにスキンケアを徹底しましょう。
加硫促進剤を含まない医療用剛性ゴム手袋
  • メディカルベルテ7300/7400(ミドリ安全)
  • ベルテキマックスセブンスSF-5300(ミドリ安全)
  • プロプラスニトリルスムース (宇都宮製作)
  • セーフタッチネオニトリルグローブ(メディコムジャパン)
  • ハイブリッドグローブさくら(サラヤ)

歯科用金属

《特徴》

歯科用金属に触れた粘膜に紅斑、びらんなどが出現します。

歯科用金属がイオンとして溶け腸から吸収されることで異汗性湿疹、全身の難治性湿疹、扁平苔癬などの症状を引き起こすこともあります。

《原因アレルゲン》

主な金属アレルゲンはパラジウム、ニッケル、金、水銀です。

《代替品と生活の注意点》

歯科用金属を使わないノンメタル治療を検討します。ノンメタル治療には保険診療と自費診療の選択があるため、歯科医師と十分相談し治療を行いましょう。

金属アレルギーの詳細

歯科用樹脂

《特徴》

重合していない合成樹脂が直接接触する歯肉、舌、頬粘膜に発赤、腫脹などが出現します。

歯科技工士や歯科衛生士の手湿疹の原因にもなります。

《原因アレルゲン》

  • 2-ヒドロキシエチルメタクリレート(2-HEMA)(最多)
  • メチルメタクリレート(MMA)
  • 2-ヒドロキシプロピルメタクリレート(2-HPMA)
  • エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)

 いずれも重合前モノマーへの感作が本体で、十分重合すれば反応しにくくなります。

《代替品と生活の注意点》

  • アクリル樹脂はニトリル手袋でも通過するため。2枚重ねで装着し定期的に手袋を交換しましょう。
  • ジェルネイルなどの爪化粧料と成分が共通するので歯科用樹脂にアレルギーがある場合はジェルネイルを控えましょう

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