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糖尿病

糖尿病とは?

インスリンという“血糖を下げるホルモン”の作用不足(分泌低下または効きにくさ)により、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。初期は自覚症状がほとんどありませんが、放置すると糖尿病網膜症(失明の原因)や糖尿病腎症(透析の原因)などの合併症を引き起こすことがあります。早期発見と継続的な血糖マネジメントが大切です。

糖尿病はどのように診断しますか?

初期には無症状のことが多いため、血糖やヘモグロビンA1c(HbA1c)などを定期的に検査します。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

過去1〜2か月の平均的な血糖状態

空腹時血糖

10時間以上の絶食後に採血したときの血糖値

75g経口ブドウ糖負荷試験

75gのブドウ糖水などを飲み、その2時間後に採血したときの血糖値

随時血糖値

食事の時間と関係なく採血したときの血糖値

  • 境界型(予備群):空腹時血糖 110〜125 mg/dL または 75gOGTT 2時間値 140〜199 mg/dL。精査(75gOGTTなど)と生活習慣の見直しが必要です。

  • 糖尿病が強く疑われる:空腹時血糖 126 mg/dL以上、随時またはOGTT 2時間値 200 mg/dL以上。同時に測定した HbA1c 6.5%以上であれば糖尿病型と判定します。最終診断は、別日の再検や複数項目の同時確認など総合的に行います。

糖尿病の合併症

糖尿病の合併症は、微小血管障害大血管障害に分かれます。

《微小血管障害》

細い血管に生じる微小血管障害である糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症は糖尿病の三大合併症と呼ばれます。

❶ 糖尿病網膜症

網膜の血管障害。進行で眼底出血・網膜剥離を起こすことがあり、成人の失明原因の上位です。定期的な眼科受診が重要です。

❷ 糖尿病腎症(糖尿病性腎臓病)

腎臓の糸球体が障害され、蛋白尿・腎機能低下が進行します。透析導入の主要原因です。血液検査・尿アルブミン検査で早期発見します。

❸ 糖尿病神経障害

しびれ・痛み、足潰瘍のリスクのほか、自律神経障害による立ちくらみ・便通異常・排尿障害・勃起障害などが生じます。

《大血管障害》

① 虚血性心疾患:狭心症・心筋梗塞。

② 脳血管障害:脳梗塞・一過性脳虚血発作など。

③ 末梢動脈疾患:足の血流障害(冷感・間欠性跛行・潰瘍など)。

糖尿病の目標は?

糖尿病治療の目標は糖尿病合併症の発症や進展を防ぎ、、『健康な人と変わらない生活の質(QoL)と健康寿命』を実現することです。

  • 血糖正常化を目指す値:HbA1c 6.0%未満
  • 合併症予防のための管理目標:HbA1c 7.0%未満
  • 低血糖リスクや合併症、年齢等で厳格管理が難しい場合:HbA1c 8.0%未満

※目標は年齢、低血糖の危険、併存疾患、生活背景などを踏まえ個別に設定します。

糖尿病の薬物治療

ビグアナイド薬

メトホルミンは主に肝臓からのブドウ糖の産生を抑えることで血糖を低下させます。

SGLT2 阻害薬

腎臓で排出されるブドウ糖の再吸収を抑えて、尿に糖を多く出すことで血糖値を低下させます。

GLP-1 受容体作動薬

すい臓のβ細胞からのインスリン分泌を促進し、血糖を上昇するホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制して血糖値を低下させるGLP-1というホルモンの働きを補完する薬で、食欲を抑える作用もある

速効型インスリン分泌促進薬

インスリンを速やかに分泌し、血糖値を下げます。ある程度インスリン分泌の力がある人に有効です。

スルホニル尿素(SU)薬

膵臓からのインスリン分泌を促し、血糖値を下げます。インスリン分泌機能のある人に有効です。

α-グルコシダーゼ阻害薬

糖の吸収を遅らせることで、食後の急激な血糖上昇を抑制します。

チアゾリジン系薬

筋肉や肝臓・脂肪組織などに作用し、インスリン機能を上げて血糖値を下げます。

DPP-4 阻害薬

をしたときに、腸管から分泌されインスリン分泌を刺激するインクレチンというホルモンの分解を抑制することにより、インスリン分泌を促進したり、血糖値を上昇させるグルカゴンの分泌を抑制して血糖値を低下させます。

経口糖尿病薬

《注射薬による治療》

インスリン

インスリンを直接補充することにより血糖値を下げる治療方法

GLP-1 受容体作動薬

食欲抑制・体重減少、空腹時・食後の双方を改善。インスリン非使用の2型でも有用。

インスリン

糖尿病の食事・運動療法

食事・運動療法

当院の糖尿病に対する治療方針

豊洲イーウェルクリニックでは、ガイドラインに沿ったエビデンスに基づく医療を行うと同時に、「患者さんと一緒に考える治療」を大切にしています。

糖尿病は血糖値のコントロールだけに注目されがちですが、私たちは目の前の数値の変動に一喜一憂するのではなく、長期的な合併症の予防や健康寿命を延ばすことをゴールに見据えています。血糖値が高い状態を放置すると、心筋梗塞や脳梗塞だけでなく、認知症や感染症、歯周病などさまざまな健康リスクが高まります。

当院では、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、一人ひとりに合ったオーダーメイド治療を外来ベースで実施しています。仕事や家庭の事情で入院治療が難しい方でも、できる限り通院の中で無理なく治療を続けられるようサポートしています。

必要であればお薬を使い、必要なときにはお薬を減らす。“治療を押しつける”のではなく、“納得しながら続けられる治療”を目指します。

不安や疑問があれば、どんな些細なことでもお聞かせください。

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