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花粉症

POLLEN

豊洲の花粉症つらさの正体を確かめる

微熱が出る、頭が重い、耳や頬が痛い、抗生物質を出されたことがある。花粉症は鼻と目だけの病気ではありません。いま出ている症状が本当に花粉症なのか、どのくらい重いのか、どこまでの治療ができるのかを確かめます。

豊洲駅 徒歩3分重症度セルフチェックゾレアは保険適用土日も診療
SYMPTOMS

花粉症の困りごと

花粉症で熱は出ますか(微熱・頭痛・クラクラする)

花粉症そのもので38℃を超える発熱が起こることは、ふつうはありません。一方で37℃台の微熱を感じる方はいます。鼻づまりで眠りが浅くなる、鼻の粘膜の炎症が続く、口呼吸でのどが乾くといったことが重なるためです。

頭痛も花粉症の時期によくあるご相談です。鼻の奥や副鼻腔に圧がかかることで、額や目の奥がズキズキする、頭が重いと感じることがあります。くしゃみのあとに頭が痛くなるという方もいます。市販の鎮痛薬(イブなどの解熱鎮痛薬)でしのいでいる方もいますが、鼻づまりが原因の頭痛であれば、鼻の治療を整えるほうが根本的です。

クラクラする、立ちくらみがする、倒れるのではないかと感じる、めまいがするというご相談もあります。睡眠不足や薬の眠気が背景にあることが多く見られますが、天井が回るような回転性のめまいは花粉症では説明がつかず、耳や神経の病気を考えます。

38℃以上の熱、のどの強い痛み、関節の痛み、強いだるさをともなうときは、かぜやインフルエンザなど別の病気を考えます。時期が花粉のシーズンと重なっているだけ、ということも少なくありません。

スギとヒノキ、いつからいつまでつらいのか

スギ花粉は年明けから飛び始め、3月にピークを迎えて5月ごろまで続きます。ヒノキ花粉はスギよりやや遅れて飛び始め、4月にピークを迎えて6月ごろまで続きます。「スギの時期が終わったのにまだつらい」という方は、ヒノキ花粉症が重なっている可能性があります。

スギとヒノキは両方に反応する方が多く、結果として1月から6月まで症状が続くことがあります。5月以降も鼻の症状が残る場合は、イネ科(カモガヤ・オオアワガエリ)の花粉も候補になります。秋のくしゃみ・鼻水はブタクサやヨモギ、カナムグラが関係します。

豊洲・有明などの湾岸エリアにはスギ林はありませんが、スギ花粉は数十キロ単位で飛んでくるため、江東区でも例年しっかり飛散します。「都心だから花粉は少ないはず」という前提は当てはまりません。

主な花粉の飛散時期です。スギは1〜5月、ヒノキは2〜6月、ハンノキは1〜6月。イネ科(カモガヤ・オオアワガエリ)は3〜11月と長く、キク科(ブタクサ・ヨモギ)とアサ科(カナムグラ)は8〜11月が中心です。症状が出る時期は、原因の花粉を推測する手がかりになります。

鼻の中が痛い・鼻血・鼻声(鼻のケア)

何度も鼻をかむと、鼻の入口から中にかけて荒れて痛みが出ます。鼻の中が腫れる、鼻の奥がツーンとする、かさぶた(鼻くそ)ができやすくなる、少し血がにじむ、といったこともシーズン中はよくあります。鼻づまりが続くと声がこもり、鼻声になる方もいます。

鼻のケアは薬と同じくらい大切です。鼻に入った花粉は洗い流すのが効果的ですが、水道水は塩素などを含み粘膜を傷めるため、体液に近い組成の市販の生理食塩水を使ってください。荒れてしまったところには白色ワセリンを薄く塗り、保湿ティッシュで鼻をかむようにします。

部屋を加湿して粘膜の水分を保つこと、空気が乾いているときにマスクを使うことも助けになります。マスクは吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らすとされています。

目のケアも同じ考え方です。目を水道水で洗うと涙まで洗い流してしまい、表面の細胞を傷めることがあるため、市販の人工涙液を使ってください。

鼻の洗浄は市販の生理食塩水で行う(水道水は使わない)
荒れた鼻の入口には白色ワセリンを薄く塗る
保湿ティッシュを使い、こすらずに片方ずつやさしくかむ
室内を加湿し、乾燥する場所ではマスクを使う
目は人工涙液で洗う(水道水では洗わない)

鼻水の色が変わった・蓄膿症(副鼻腔炎)になっていないか

花粉症の鼻水は、水のようにサラサラで透明なのが典型です。粘り気が出て白っぽく濁ることもあり、これだけで細菌の感染とは言えません。一方、黄色い鼻水や緑色の鼻水に変わって10日以上続く場合は、細菌による副鼻腔炎(蓄膿症)を合併している可能性があります。

花粉症では鼻の粘膜が腫れ、副鼻腔と鼻をつなぐ通り道がふさがりやすくなります。そのため花粉のシーズンは副鼻腔炎が起こりやすい時期でもあります。「毎年、花粉症のあとに蓄膿症になる」という方は、この流れをたどっていることがあります。

頬や目の奥の痛み、片側だけの鼻づまり、においがわかりにくい、前かがみになると顔が痛む、といった症状は副鼻腔炎を疑うサインです。抗ヒスタミン薬を足すのではなく、診察で鼻の中を確認する段階です。

耳がつまる・耳の下が痛い・のどや耳の奥がかゆい

鼻の奥の腫れが耳管(鼻と耳をつなぐ管)に及ぶと、耳がつまる、耳がぼんやりする、音が遠く聞こえるといった症状が出ることがあります。花粉症の時期に耳の違和感を訴える方は珍しくありません。のどの奥や耳の奥がむずむずかゆいのも、アレルギー症状のひとつです。

一方で「耳の下が痛い」という症状は、花粉症だけでは説明がつきません。耳の下には耳下腺やリンパ節があり、これらの腫れや炎症、顎関節の問題などが原因のことがあります。押すと痛い、腫れている、熱をともなう、口が開けにくいというときは、花粉症とは別に診察が必要です。

耳の痛みや聞こえにくさが続く場合、滲出性中耳炎などを確かめるために耳鼻咽喉科での診察をおすすめすることがあります。

せき・のどのイガイガが続くとき

花粉症の時期に、せきが止まらない、のどがイガイガする、息が吐きにくいという方がいます。鼻水がのどに落ちること(後鼻漏)による刺激のこともあれば、咳喘息や気管支喘息が背景にあることもあります。

アレルギー性鼻炎と喘息は同じ気道の病気として関連が深く、鼻の症状が強い時期に呼吸の症状も悪くなることがあります。せきが2週間以上続く、夜間や明け方に悪化する、階段で息が切れるという場合は、鼻だけでなく呼吸の状態も調べます。

SEVERITY

重症度(レベル)と検査

重症度セルフチェック

花粉症の治療は、重症度によって選べる方法が変わります。特に生物学的製剤(ゾレア)は「重症」または「最重症」であることが使用の条件になるため、重症度の判定はそのまま治療の選択肢に直結します。

鼻アレルギー診療ガイドラインでは、くしゃみの回数、鼻をかむ回数、鼻づまりの程度の3つで重症度を判定します。下の表でご自身の症状がどのあたりかを確かめてみてください。

症状(1日あたり) 軽症 中等症 重症 最重症
くしゃみの回数 1〜5回 6〜10回 11〜20回 21回以上
鼻をかむ回数 1〜2回 3〜5回 6〜10回 11回以上
鼻づまりの程度 つまるが口呼吸はない 強く、ときどき口呼吸になる かなり強く、しばしば口呼吸になる 1日中つまり、ほとんど口呼吸

3つのうち、いちばん強い症状で判定します。たとえばくしゃみが中等症でも鼻づまりが重症なら重症と考えます。これは目安であり、正式には診察で判定します。重症・最重症で、飲み薬と点鼻薬を使っても症状が強く残る方は、ゾレアの対象になる可能性があります。

診断方法と診断名

まず症状の出る時期、どの症状がつらいか、生活環境をうかがい、鼻の中を診察します。かぜとの見分け方も診察のポイントです。透明でサラサラの鼻水が続き、目のかゆみをともない、毎年同じ時期に出るなら花粉症を疑います。副鼻腔炎の合併がないかもここで確認します。花粉症の診断名は「季節性アレルギー性鼻炎」です。カルテや診断書にはこの名前で記載されます。

原因の花粉を確かめるには、アレルゲンごとの抗体(特異的IgE抗体)を血液検査で調べます。スギとヒノキは別々の項目として調べられるため、「スギだけなのか、ヒノキも反応しているのか」を分けて確認できます。

血液検査の結果は後日のご説明になります。当日その場ではお伝えできません。

ゾレアを考えるときに必要な検査

ゾレアは、スギ特異的IgE抗体が陽性であることに加えて、血清総IgE値と体重の組み合わせで1回の投与量と投与間隔が決まります。この組み合わせが決められた範囲から外れると、投与量を決められないため使用できません。

そのため、スギ花粉症の特異的IgEだけでなく、血清総IgE値(非特異的IgE)もあわせて測定します。体重も投与量の決定に用います。飛散期に入る前に検査を済ませておくと、シーズンに入ってからの判断がスムーズです。

せきがあるときの呼吸の検査

せきが続く方には、呼吸機能検査(スパイロメトリー)で息を吐く力を測り、呼気中の一酸化窒素を調べるFeNO検査で気道のアレルギー性の炎症の程度をみます。どちらも息を吐くだけの検査で、痛みはありません。

花粉症の時期だけせきが出る方では、これらの検査が咳喘息の評価に役立ちます。当院はどちらも院内で実施できます。

TREATMENT

治療の組み立て方

花粉症の薬一覧は「アレルギー性鼻炎」のページにまとめています

花粉症で使う飲み薬と点鼻薬は、通年性のアレルギー性鼻炎と同じです。抗ヒスタミン薬の系統別の一覧、ロイコトリエン受容体拮抗薬、処方される点鼻薬の一覧と使い分け、眠気と運転の関係、いまの薬が効かないときの変え方は、「アレルギー性鼻炎|薬の選び方」のページに整理してあります。

このページでは薬の一覧は繰り返さず、花粉症ならではの困りごとと、薬だけでは足りないときの選択肢を扱います。

いつから始めるか(初期治療とシーズンの流れ)

花粉が飛び始める前から薬を始めておくと、シーズン中の症状が軽くなります。これを初期治療と呼び、飛散開始の予想日の1〜2週間前、東京では例年1月中旬から下旬に受診しておくのが目安です。

シーズンの流れとしては、1月に初期治療の開始、2〜3月のピークに薬の調整、症状が強く残る方は飛散期に入ってからゾレアを検討、そして飛散が終わる5〜6月以降に来シーズンへ向けた舌下免疫療法の開始、という組み立てになります。それぞれ始められる時期が違うため、思い立った時期によって選べる手段が変わります。

抗生物質は効きますか(去痰薬・ステロイド内服)

花粉症はアレルギーによる炎症なので、抗生物質(抗生剤)は効きません。クラビットやフロモックスなどが処方されるのは、細菌による副鼻腔炎などの感染を合併していると判断された場合です。鼻水が黄色や緑色で長引く、頬や目の奥が痛む、といった所見があるときに限られます。

カルボシステインやアンブロキソールなどの去痰薬(粘液の性状を調整する薬)は、鼻水がのどに落ちてせきが出るときや、副鼻腔炎を合併しているときに併用することがあります。アレルギー自体を抑える薬ではありません。

ステロイドの飲み薬には、ベタメタゾンと抗ヒスタミン薬を組み合わせた配合剤(セレスタミン、サンベタゾンなど)があります。よく効きますが、全身にステロイドが回るため、漫然と使う薬ではありません。鼻アレルギー診療ガイドラインでも、重い症状に対して短期間に限って用いる位置づけです。糖尿病、高血圧、緑内障、胃潰瘍、感染症のある方、妊娠中の方では特に慎重に判断します。

なお、ステロイドを筋肉注射する方法(デポ剤の注射)は、効果が長く続く反面、副作用が出ても止められないという問題があり、鼻アレルギー診療ガイドラインでは推奨されていません。花粉症に対しては当院では行っておりません。花粉症で注射による治療をご希望の場合は、後述のゾレアが保険で認められた方法です。

花粉症に特効薬はありますか

誰にでも同じように効く特効薬はありません。ただし、飲み薬と点鼻薬で足りない方に向けた選択肢は2つあります。ひとつは体質そのものに働きかける舌下免疫療法、もうひとつは重症のスギ花粉症に用いるゾレアです。

どちらも始められる時期が決まっているため、いまが何月かによって選べるものが変わります。シーズンの真っ最中につらいのであればゾレア、来シーズンに向けて根本から取り組むのであれば舌下免疫療法、という整理になります。

ゾレア(重症スギ花粉症・保険が使えます)

ゾレア(オマリズマブ)は、花粉によってつくられたIgE抗体に結合し、IgEがマスト細胞と結びつくのを邪魔することで、アレルギー反応そのものが起こる手前を抑える注射薬です。

重症のスギ花粉症に対して健康保険が使えます。自由診療ではありません。ただし誰でも使えるわけではなく、次の条件をすべて満たすことが必要です。

投与は2週間ごと、または4週間ごとの皮下注射です。スギ花粉の飛散期に入り、症状が出てから開始します。飛散が終わる時期まで続け、シーズンを越えて続ける薬ではありません。

12歳以上であること
スギ花粉症で、重症または最重症であること
抗ヒスタミン薬・点鼻ステロイド薬などの既存の治療を1週間以上続けても効果が不十分であること
スギ特異的IgE抗体が陽性であること
血清総IgE値と体重の組み合わせが、投与量を決められる範囲に入っていること

ゾレアの適応はスギ花粉症です(ヒノキだけの方は対象外)

ここは間違えやすいところです。ゾレアが保険で認められているのは「季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)」で、ヒノキ花粉だけに反応している方は対象になりません。開始の条件にもスギ特異的IgE抗体の陽性が含まれます。

一方で、スギとヒノキの両方に感作されている方は多く、その場合はスギ花粉症としてゾレアによる治療を受けている期間に、ヒノキの飛散時期が重なります。結果としてヒノキの時期のつらさも一緒に和らぐことがあります。「ヒノキのために使う」のではなく「スギ花粉症の治療を受けている期間にヒノキの時期が含まれる」という関係です。

ご自身がスギとヒノキのどちらに反応しているかは血液検査でわかります。ヒノキだけが陽性という場合は、飲み薬と点鼻薬による治療を組み立て直すことになります。

ゾレアが効かないと感じるとき・副作用

ゾレアの効き方には個人差があり、すべての方の症状がなくなるわけではありません。効果が乏しいと感じるときは、開始の時期が飛散のピークに間に合っていたか、これまでの飲み薬・点鼻薬をきちんと併用できているか(ゾレアは既存の治療をやめて置き換える薬ではありません)、投与量と間隔が体重・総IgE値に対して適切かを順に確かめます。

副作用としては、注射した部位の赤み・腫れ・痛み、頭痛、じんま疹などが知られています。頻度は高くありませんが、アナフィラキシーが報告されているため、投与後は院内で経過を観察します。過去に薬で強いアレルギー反応を起こしたことがある方は、事前にお知らせください。

治療中に、息苦しさ、のどの詰まる感じ、全身のじんま疹、めまい、意識が遠のく感じが出た場合は、すぐに医療機関へご連絡ください。

舌下免疫療法(来シーズンに向けて)

舌下免疫療法は、アレルゲンを少量から毎日投与して体を慣らしていく治療です。スギ花粉症とダニのアレルギー性鼻炎が対象で、5歳以上から始められます。3〜5年続けることで、症状そのものが軽くなることを目指します。

スギは、花粉が飛んでいない6月から12月に開始します。飛散期に強い症状が出ている最中には始められません。ダニは季節を問わず一年中いつでも開始できます。

「今年はゾレアや飲み薬でしのぎ、シーズンが終わったら舌下免疫療法を始める」という組み立てが現実的です。

花粉症ではないかもしれない症状(受診の目安)

次のような症状があるときは、花粉症以外の病気が隠れていることがあります。市販薬で様子をみずに受診してください。

38℃以上の発熱、のどの強い痛み、関節の痛み、強いだるさ
片側の鼻だけがつまる、片側からだけ症状が出る
血の混じった鼻水が続く、鼻血が繰り返す
においがわからない状態が続く
黄色や緑色の鼻水が10日以上続く、頬や目の奥が痛む
耳の下が腫れて痛む、口が開けにくい、耳が聞こえにくい状態が続く
息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューする、夜間や明け方のせきで眠れない
目やにが多い、まぶたの強い腫れ、目が痛くて開けられない
COST

費用の目安

健康保険3割負担の場合の目安です。お薬代は処方する種類と日数によって変わります。

ゾレアの費用は1回に使う量で変わります。75mgで約3,440円、150mgで約6,250円、300mgで約11,800円、600mgで約23,600円が3割負担の薬剤費の目安で、これに診察料と注射の手技料が加わります。投与量と間隔(2週ごと・4週ごと)は血清総IgE値と体重で決まります。血液検査は保険で算定できる項目数の上限が13項目と決められています。2026年8月時点の診療報酬・薬価にもとづく目安です。

FAQ

よくある質問

花粉症で微熱が出ることはありますか?
37℃台の微熱を感じる方はいます。鼻づまりによる睡眠不足、粘膜の炎症、口呼吸によるのどの乾燥などが重なるためです。ただし38℃以上の発熱は花粉症では説明がつきません。のどの痛みや関節痛、強いだるさをともなうときは、かぜやインフルエンザなど別の病気を考えて受診してください。
花粉症の薬で生理が遅れる、不正出血が起きるということはありますか?
抗ヒスタミン薬(デザレックス、ビラノア、アレジオン、クラリチンなど)に月経周期を乱す作用は知られていません。一方で、季節の変わり目の体調変化、睡眠不足、ストレスなどで生理が遅れることはあり、たまたま花粉症の薬を飲み始めた時期と重なることがあります。不正出血が続く場合や、いつもと違う出血がある場合は、花粉症の薬とは切り離して婦人科でご相談ください。心配な点があれば診察時にお聞きします。
市販薬を飲んでも効きません。どうすればよいですか?
市販の抗アレルギー薬(アレルビなど)を飲んでも効かないときは、量を増やすのではなく、系統の違う薬に変える、点鼻ステロイド薬を足す、という順で組み立て直します。薬の系統と使い分けは「アレルギー性鼻炎|薬の選び方」のページにまとめています。それでも症状が強く残る場合は、重症度を判定したうえでゾレアの対象になるかを検討します。
ゾレアは自由診療(保険適用外)ですか?
いいえ。重症・最重症のスギ花粉症で、既存の治療で効果が不十分な12歳以上の方であれば、健康保険が使えます。ただしスギ特異的IgE抗体が陽性であること、血清総IgE値と体重の組み合わせが投与量を決められる範囲にあることが条件です。条件を満たすかどうかは検査と診察で確認します。
ゾレアはいつまで続けるのですか?
その年のスギ花粉の飛散が終わる時期までです。飛散期に入って症状が出てから始め、シーズンが終われば終了します。一年中続ける薬ではありません。翌シーズンも必要かどうかは、その年の症状と経過をみて改めて判断します。
花粉で顔がかゆくなる、肌が荒れるのも花粉症ですか?
花粉が皮膚に触れることで、まぶたの周りや頬、首などに赤みやかゆみが出ることがあります(花粉皮膚炎)。乾燥や湿疹が背景にあると悪化しやすくなります。当院は皮膚科も診療していますので、鼻や目の症状とあわせてご相談ください。
妊娠中や子どもの花粉症はどうしますか?
妊娠中は点鼻薬・点眼薬を中心に組み立て、飲み薬は必要性を検討したうえで選びます。お子さんはシロップやドライシロップなど剤形が充実しており、年齢に応じて使える薬があります。具体的な薬の選び方は「アレルギー性鼻炎|薬の選び方」のページにまとめています。自己判断で市販薬を使わずご相談ください。
検査の結果は当日わかりますか?
アレルギーの血液検査は外部の検査機関に提出するため、結果は後日のご説明になります。当日その場ではお伝えできません。呼吸機能検査とFeNO検査は院内で行うため、その日のうちに結果をご説明できます。
豊洲イーウェルクリニック
花粉症のご相談はWEB予約から

微熱が続く、耳や頬が痛い、毎年薬を飲んでも効かない。どの段階でもご相談ください。症状の重さを確かめたうえで、いまの時期に選べる方法をご案内します。

豊洲駅から徒歩3分/土日も診療しています
REFERENCES
参考文献
  1. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「鼻アレルギー診療ガイドライン ― 通年性鼻炎と花粉症 ― 2024年版(改訂第10版)」
  2. 環境省「花粉症環境保健マニュアル」

本ページは一般的な情報提供を目的としています。治療の選択は症状・重症度・年齢・持病・併用薬をふまえて診察のうえで決めます。記載は2026年8月時点の情報です。

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