難治性じんま疹に対するゾレア
慢性じんま疹は繰り返し強い痒みがおこるため他の皮膚疾患と比べても生活の質への低下が大きい疾患です。抗ヒスタミン薬を中心に内服治療を行いますが、治療効果が不十分な方にゾレアは有効な治療法です。
ゾレアはどのような薬ですか?
ゾレアは慢性じんま疹の原因の一つと考えられているIgEの働きを抑える作用があります。
ノバルティスより引用
ゾレアを始めるには?
ゾレアが対象となるのは従来治療に反応しない特発性慢性蕁麻疹です。
❶ 今までの治療で効果不十分の場合
- 抗ヒスタミン薬などの内服治療でも効果が不十分なかた
❷ 12 歳以上である
❸ 原因不明である
- 食物、物理的刺激等の蕁麻疹の症状を誘発する原因が特定されないものを『特発性じんま疹』といいます
- 発症から6週間以上である慢性じんま疹が対象です
ゾレアの効果は?
ゾレアは1回300mgを4週間ごとに皮下注射で投与するため、月 1 回の通院が必要です。
ゾレアの投与2週間後には痒みの低下がみられ始め、12週間の時点では9割弱でかゆみの改善が認められました。35.5%の患者では完全にじんま疹が消失(完全な寛解)が認められました。
ゾレアの副作用は?
・ゾレアの主な副作用は、注射部位の赤みや腫れです。
ノバルティスホームページより引用
よくある質問
ゾレア治療の医療費は?
ゾレアは1回300mgを、4週間に1回の投与を行います。
1回あたり薬剤費は43,572円(2024年4月時点)となり、3割負担の方では13,072円となります。
様々な医療費サポート制度によって、一定額以上の医療費が免除されたり、税金が安くなる場合があります。
ゾレアはいつまで続ければよいですか?
ゾレアのじんま疹に対する効果を検証した臨床試験では4週間ごとに3回の投与を行い、治療効果を検討しています。まずは12週(3ヶ月、合計3回の注射)は継続し効果を判定します。一般的には12週の投与で一旦中止しますが、中止により悪化する場合には継続することもあります。
ゾレア注射中は飲み薬は続けてよいですか?
ゾレアの注射期間中、注射後も抗ヒスタミン薬等の内服は併用して続けます。
